見出し画像

交響曲1 2024.09.15
アンドリュー・ペニー/アイルランド国立響

セシル・アームストロング・ギブズ 交響曲1番、アンドリュー・ペニー/アイルランド国立響。イギリス的な軽い響きで、1楽章はTrpファンファーレを挟み印象派のように進む。2楽章は静かに怪しい木管に感傷的な弦が絡む。3楽章はリズミカルに木管、弦が可愛らしく掛け合う。4楽章も木管より弦が広がり頂点を迎えた後、静かな行進曲が最後に盛り上がって終わる。

交響曲2「オデュッセウス」 2024.09.17
デイヴィッド・ドラモンド/BBCコンサート・オケ

セシル・アームストロング・ギブズ 交響曲2番「オデュッセウス」、ドラモンド/BBCコンサート・オケ。叙事詩「オデュッセイア」を題材にソプラノ、バリトン、合唱が入る60分の大作。長い旅の船出を思わせる1楽章。2楽章は穏やかなバリトン、ソプラノ独唱が中心。3楽章は力強い合唱で進む。4楽章は爽やかな合唱が盛り上がり、ソプラノ、バリトンと合唱でフィナーレとなる。

交響曲3「ウェストモーランド」 2024.09.17
アンドリュー・ペニー/アイルランド国立響

セシル・アームストロング・ギブズ 交響曲3番「ウェストモーランド」、アンドリュー・ペニー/アイルランド国立響。イギリス北部の自然を題材に、1楽章は序奏より自然が明るく優しく広がる。2楽章は静かに感傷的で虚ろ。3楽章はTimpで始まるスケルッツオで爽やかな活気がある。4楽章は落ち着いたObより弦が爽やかに流れ、抒情的な静けさが続いて安らかに閉じる。

交響曲 2024.09.17

セシル・アームストロング・ギブズ 交響曲3曲を聴いた。力感や深みはなく軽く爽やかな響きが特徴で、情景豊かに印象派的な部分もある。3曲いずれも聴きやすく心地よい曲だが、インパクトはあまり感じない。2番も題材に応じた大掛かりな曲の割には、劇的な盛り上がりはさほどでもない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?