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交響曲2 2024.10.02
ジョアン・ファレッタ/バッファロー・フィル

マルツェル・テュベルク 交響曲2番、ジョアン・ファレッタ/バッファロー・フィル。1楽章はまるでブルックナー初期の交響曲のよう。付点のリズムも似ている。2楽章はHrnから牧歌的に弦が穏やかに抑えた調子で進む。3楽章はスケルッツオだが控えめで躍動感はあまりない。4楽章は陰鬱に始まりTimpとともに示された主題が徐々に展開し盛り上がる。

交響曲3 2024.10.02
ジョアン・ファレッタ/バッファロー・フィル

マルツェル・テュベルク 交響曲3番、ジョアン・ファレッタ/バッファロー・フィル。冒頭のテナーホルンからの暗く力強い主題、付点のリズムや牧歌的な旋律などブルックナーに似ている。金管も盛り上がるが断片的。2楽章はスケルッツオ、2番より躍動的でマーラーにも似ている。3楽章はゆったりと深く気だるい響きから広々と盛り上がる。4楽章は活発な主題展開がアメリカっぽい。

交響曲 2024.10.02

マルツェル・テュベルク 交響曲2番と3番を聴いた。1番の音源は見当たらない。2曲とも冒頭からブルックナーに似ており、以降の深みのある展開と盛り上がりを期待したが今一つ。演奏は単調で表面的な印象だが、曲に宗教性がないことも要因と思う。まだ、作曲者の個性が十分に発揮される以前の段階かもしれない。

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