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交響曲1「解放」 2023.06.08
リチャード・ヒコックス/ボーンマス響

スティーヴンス 交響曲1番「解放」、ヒコックス/ボーンマス響。1楽章「奴隷化」、Obの静かで穏やかな旋律が流れるように弦に受け継がれ、悲劇的に盛り上がった後静まる。2楽章「抵抗」、軽い3拍子で緊張感をもって進む。3楽章「解放」、ゆったりしたざわめきよりしっかりした足取りの掛け合いになって、最後は輝かしく終わる。

交響曲2 2023.06.08
リチャード・ヒコックス/ボーンマス響

スティーヴンス 交響曲2番、ヒコックス/ボーンマス響。Fgの暗い出だしより気難しげな旋律が重なって緊張感が続く。金管の叫びの後静まる。2楽章はTimpロールより始まるスケルッツオ。途中、遅く陰鬱な掛け合いを挟み緊迫感が増す。3楽章は暗く悲し気にゆっくり始まり、徐々に盛り上がりつつ速度を速め、掛け合いを繰り返して完結する。

シンフォニエッタ 2023.06.08
ボイド・ニール/ボイド・ニール管

バーナード・スティーヴンス シンフォニエッタ、ボイド・ニール/ボイド・ニール管のライブ。弦楽合奏のための曲。モノラル録音のようで、音は今一つクリアではない。2曲の交響曲と同様、明るさはないが、旋律に主張や起伏があってより雄弁。2楽章はゆったり、Vcに哀愁を感じる。3楽章は活気のある掛け合いが展開し、最後は力強い合奏で終わる。

交響曲 2023.06.11

バーナード・スティーヴンス 交響曲、新古典主義派的な、熱くなりすぎず、少し冷めた感じの曲で、イギリスっぽい端正さも随所に感じる。中量級であっさりした感じもあるか、あまり起伏や激しさはない。1番は曲及び各楽章の表題もあって、時代やストーリー性を感じるが、2番はちょっとまとまりがないように思う。

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