見出し画像

交響曲1「生あるものはすべて滅びる」 2022.07.15
アリ・ラシライネン/ラインランド=プファルツ州立フィル

ナタナエル・ベリ 交響曲1番「生あるものはすべて滅びる」、ラシライネン/ラインランド=プファルツ州立フィル。勢いよく始まるがすぐに悲し気でやさしい旋律が強弱をつけて展開する。2楽章はゆったり、寂しさと清らかさが共存、3楽章は木管中心に楽し気、終楽章は明るい航海が一転、タイタニック号沈没事故を受け葬送行進曲となる

交響曲2「四季」 2022.07.15
アリ・ラシライネン/ラインランド=プファルツ州立フィル

ナタナエル・ベリ 交響曲2番「四季」、アリ・ラシライネン/ラインランド=プファルツ州立フィル。1楽章は春、明るい3拍子で映画音楽の様。2楽章は夏、広々とした空間をTrpが力強く表現し盛り上がって3楽章 秋へ。暗く寂しくなって徐々に推進力を増して嵐となる。4楽章は冬、チェレスタとHarp、木管が静かに雪景色を彩って終わる

交響曲3「力」 2022.07.15
アリ・ラシライネン/ノールショピング響

ナタナエル・ベリ 交響曲3番「力」、アリ・ラシライネン/ノールショピング響。2楽章形式で1楽章は「男、我こそはという人」。表題どおり力強さや重々しさもあるが、大げさな感じがする。2楽章は「女」。穏やかだが何となく寂しい感じ、盛り上がるが最後はFlで穏やかに終わる

交響曲4「交響的小品」 2022.07.15
マッツ・ロンディン/スウェーデン放送響

ナタナエル・ベリ 交響曲4番「交響的小品」、ロンディン/スウェーデン放送響。弦の弱音から始まり落ち着いた旋律。2楽章もささやくように始まり弦の流れるようなワルツが印象的。3楽章はObソロから密やかな弦の響きが滑らかで美しい。4楽章は元気が出て軽快に進み、珍しく最後は盛り上がって完結する

交響曲5「情熱の3部作」 2022.07.15
イヴァル・ヘルマン/スウェーデン放送響

ナタナエル・ベリ 交響曲5番「情熱の3部作」、イヴァル・ヘルマン/スウェーデン放送響。1楽章は重々しい出だしよりTrpが情熱的に盛り上がってから静かに終わる。2楽章はロマンチックに盛り上がり、ちょっとワーグナーっぽい。3楽章は長い序奏後嵐の様に盛り上がるが最後はFlで安らかに終わる。録音はよくない

交響曲 2022.07.16

 ナタナエル・ベリ 交響曲1番から5番まで聴いた。全体的な印象は、力強さがなく沈んだ趣がある。弦と木管の静かな旋律が特徴的。すべての曲に表題がついており、そのまま曲を示唆している。中では1番、4番が面白い。5番は40分を超え、長すぎて間延びする

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?