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交響曲1 2021.10.24
アリ・ラシライネン/ノルウェー放送管

シンディング 交響曲1番、ラシライネン/ノルウェー放送管。全体的に躍動感があり、4曲の中では最も個性が表れているように思う。劇的で情緒的、情熱的な1楽章、明暗の2,3楽章、溌剌として輝かしい4楽章。ノルウェーの作曲家だが、北欧的な雰囲気はあまり感じない。民族的な趣もあるロマン派の曲。

交響曲2 2021.10.24
アリ・ラシライネン/ノルウェー放送管

シンディング 交響曲2番、ラシライネン/ノルウェー放送管。3楽章形式。2番以降ワーグナーやR.シュトラウスの影響が大きく出てくる。特に1楽章はHrnがR.シュトラウスのように活躍するかと思えば、2楽章ではタンホイザーのような部分もある。3楽章はちょっとゴチャゴチャしてる。1楽章が大きすぎかな。

交響曲3 2021.10.24
アリ・ラシライネン/ノルウェー放送管

シンディング 交響曲3番、ラシライネン/ノルウェー放送管。1楽章からずっとジークフリートを聴いているかのよう。カッコいいんだけど、ちょっとこれはやりすぎの感あり。2楽章以降も、当然、楽章ごとに表情は変わるのだけれど、基本的に同じストーリーで同じテイストが続くので、少々飽きてしまう。

交響曲4「冬と春」
2021.10.24 アリ・ラシライネン/ノルウェー放送管

シンディング 交響曲4番、ラシライネン/ノルウェー放送管。7楽章に別れている。全体的に牧歌的な曲だが、3番同様、やはりワーグナーやR.シュトラウス色が濃い。1楽章は1番に似て劇的要素が強い。2楽章ではピアノも入りちょっと雰囲気は変わるが、冬と春という表題よりもワーグナー感のほうが強い。

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