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ギイ・ロパルツ 交響曲1「ブルターニュのコラールによる」2021.04.08
セバスティアン・ラング=レッシング/ナンシー歌劇場響

ロパルツ 交響曲1番「ブルターニュのコラールによる」、ラング=レッシング/ナンシー歌劇場響。5曲の中では唯一表題があり位置づけが明確な曲。3楽章形式。冒頭のクレッシェンドが印象的でマルティヌーを思い出した。全体にほの暗い曲想でフランクの影響を感じる。3楽章は民謡調に豊かに盛り上がる。

ギイ・ロパルツ 交響曲3 2021.04.10
ジャン・イヴ・オッソンス/トゥール・サントル地方響

ロパルツ 交響曲3番、オッソンス/トゥール・サントル地方響。交響曲というよりも独唱、合唱がメインのオラトリオといった感じ。合唱、独唱も交えてうねり、ぶ厚い響きとなって盛り上がるが、どこか頂点が見定まらない感じがする。歌詞の意味が分からぬこともあり、全体が同じ調子に聞こえてしまう。

ギイ・ロパルツ 交響曲2,4
2021.04.10 セバスティアン・ラング=レッシング/ナンシー歌劇場響

ロパルツ 交響曲2,4番、ラング=レッシング/ナンシー歌劇場響。1番同様、ほの暗い盛り上がりなどフランクに似た感じだが、それほど濃密でもない。民謡調で盛り上がるところも1番に似ている。どちらの曲もあまり性格がはっきりせず、なんとなく全体が似たような印象しかなく、あまり好きではない。

ギイ・ロパルツ 交響曲5 2021.04.10
セバスティアン・ラング=レッシング/ナンシー歌劇場響

ロパルツ 交響曲5番、ラング=レッシング/ナンシー歌劇場響。4楽章形式。4番までと曲想が少し変わりほの暗さはなくなった。1,2楽章はいずれも3拍子で、鮮烈な出だしで明るい1楽章、快活な2楽章。ゆったり安らかな3楽章、5拍子でトリッキーな4楽章と、5曲の中では一番新規性があり同時に面白い。

ギイ・ロパルツ 小交響曲 2021.04.10
パスカル・ヴェロ/ブルターニュ管

ロパルツ 小交響曲、ヴェロ/ブルターニュ管。ロパルツの交響曲の最後に小交響曲。3楽章形式。録音の古さも相まって、なんだか古き良き時代の白黒映画の音楽を聴いているよう。静かな楽章での終わり方には、やはりフランクの影響を感じてしまう。残念ながら、ロパルツにはあまり魅力を感じなかった。

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