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交響曲1-9 2023.05.29
クルト・グラウンケ/グラウンケ響、バイエルン放送響(1,9番)

グラウンケ 交響曲1-9番、グラウンケ/グラウンケ響、バイエルン放送響。グラウンケ響はグラウンケが設立したオケでミュンヘン響の前身。演奏とは別に本人の情報は案外少ない。交響曲は9曲あり、明確な調性、旋律はなく、近代から前衛の間を行き来する。時折、激しく盛り上がるが、全体の印象としては地味で少し陰鬱、脈略なく虚ろな感じ。

交響曲1-9 2023.05.29
クルト・グラウンケ/グラウンケ響、バイエルン放送響(1,9番)

9曲の楽章構成、長さや質はほぼ同じ。1番「故郷」では4楽章に合唱が入る。4番だけ力強い主張があり、少し時代を逆戻した感がある。逆に5番以降は前衛的になり、曲を追って徐々に枯れていく。どの曲もフレーズの息が続かず方向性が見えず、長い。数日かけて9曲続けて聴いたけど、相当の忍耐力が必要。

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