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交響曲1 2024.11.11
ジョン・ウィルソン/BBCスコティッシュ響

リチャード・ロドニー・ベネット 交響曲1番、ジョン・ウィルソン/BBCスコティッシュ響。メタリックな印象の現代曲でテンポ設定が頻繁に変わる。金管のベルトーン、突発音にマリンバが絡み、同じ音形を繰り返しながら歯切れ良く進む。急激なcrescと鋭角的なリズムで緊張感が増す。Obは寂しく弦は寒く引きつる。所々、サスペンス映画を見ているようで刺激的。

交響曲2 2024.11.11
ジョン・ウィルソン/BBCスコティッシュ響

リチャード・ロドニー・ベネット 交響曲2番、ジョン・ウィルソン/BBCスコティッシュ響。切れ目なく演奏される。基本的に1番と同じタイプの現代曲。音階の短いフレーズをcrescとともに金管が繰り返し、細かなリズムの刻みとBDの打ち込みで緊張が増す。弦は静かにか細く冷たい。硬質で冷たい印象で、明るさや暗さ、感情的な盛り上がりはない。

交響曲3 2024.11.11
ジョン・ウィルソン/BBCスコティッシュ響

リチャード・ロドニー・ベネット 交響曲3番、ジョン・ウィルソン/BBCスコティッシュ響。現代的な1,2番からは少し変化が見られ、刺激性が少し減って、ゆったりとしたテンポ、夢想的な柔らかさ、温かみや響きの厚み、旋律の流れとうねりが感じられる。不可思議さや緊張感も途絶えずに都会的な雰囲気で盛り上がる。3曲中では一番面白く、お気に入りです。

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