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ヤーン・ツィケル 交響曲2「春」 2024.10.10
オンドレイ・レナールト/スロバキア放送響

ヤーン・ツィケル 交響曲2番「春」、オンドレイ・レナールト/スロバキア放送響。4楽章40分の曲だが、同じような印象が続く。春の慌ただしい情景は頭に浮かぶが長閑さはない。印象派的で、薄い旋律の周りを常に木管がうごめき走り回っている感じで、ちょっと荒っぽいドビュッシーのような感じがする。交響曲というより、交響詩的な印象。

交響曲3 2024.10.10
ズデニェク・コシュラー/スロバキア・フィル

ヤーン・ツィケル 交響曲3番、ズデニェク・コシュラー/スロバキア・フィル。1楽章は強弱緩急を繰り返しながら、激しい緊張感が続く。2楽章は静かに冷たく沈む。3楽章は不安なClaで始まり途中激しくあわただしく盛り上がって再度頭に戻る。4楽章は激しいユニゾンより暗く冷たく進む。弦の遅く空虚な部分を挟み、再び激しく行進曲風に疾走する。

交響曲  2024.10.10

ヤーン・ツィケル 交響曲2曲を聴いた。スロバキアの作曲家。1番とシンフォニエッタの音源は見当たらない。2番はある種、印象派的だが、3番は激しく冷たい印象で、少しショスタコーヴィチの様でもあるが、強いメッセージ性はない。時代的に戦争や政治情勢の影響も感じられる。


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