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交響曲1「小さな交響曲」 2024.10.08
エドゥアルド・マタ/メキシコ国立自治大響

ブラス・ガリンド 交響曲1番「小さな交響曲」、エドゥアルド・マタ/メキシコ国立自治大響。18分3楽章形式の弦楽合奏曲。多彩な変拍子はメキシコ的。リズミカルな掛け合いと陰鬱で神経質な雰囲気が対照的。2楽章はVn最弱音より嘆きの歌。3楽章はリズミカルでメキシコ的な大らかさがある。全体にオケの響きが軽く、弦楽合奏本来の厚みや凄みがないのが残念。

交響曲2 2024.10.09
ホルヘ・メスター/ルイヴィル管

ブラス・ガリンド 交響曲2番、ホルヘ・メスター/ルイヴィル管。弦のユニゾンで重々しく始まり、リズミカルに現代的に進み騒然とする。2楽章は木管がせわしなく駆け回り、メキシコ的な解放感がある。3楽章は静かな悲嘆が何度か厚みを増す。4楽章は、途中、風変わりなHrn、木管を挟んで、リズムを刻んで行進曲風に疾走する。オケは今一つインパクトに欠ける。

交響曲 2024.10.09

ブラス・ガリンド 交響曲2曲を聴いた。3番の音源は見当たらない。メキシコの作曲家らしく、リズミカルな変拍子とアクセントが特徴で、かなり技巧的。時折、メキシコ風の旋律が聞こえるが、のどかさはなく緊迫した印象。全体的に弦主体に進行するが、中低域が薄いので響きは軽く感じる。

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