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交響曲1 2024.10.11
アレクサンドル・ティトフ/サンクトペテルブルク国立アカデミック・カペッラ響

オレスト・イェヴラホフ 交響曲1番、アレクサンドル・ティトフ/サンクトペテルブルク国立アカデミック・カペッラ響。冒頭の悲嘆したHrnが弦に引き継がれ悲劇的に盛り上がる。一時の弦の優しさから悲劇的に盛り上がり寂しく終わる。2楽章は少し皮肉っぽく滑稽で軽快。3楽章は落ち着いて悲しく感傷的。4楽章は悲劇的で様々に様相を変えながら寂しく終わる。

交響曲3 2024.10.11
アルヴィド・ヤンソンス/レニングラード・フィル

オレスト・イェヴラホフ 交響曲3番、アルヴィド・ヤンソンス/レニングラード・フィル。5楽章構成のようだが、全体通して断片が集まったような構成で場面転換が激しく、楽章の切れ目がはっきりしない。1番同様全体に暗く寂しく、時に皮肉っぽく時に威勢よい行進曲になり、悲劇的に盛り上がる。指揮は父ヤンソンス、オケはさすがに上手い。

交響曲 2024.10.15

オレスト・イェヴラホフ 交響曲2曲を聴いた。ロシアの作曲家。2番の音源は見当たらない。どちらの曲も暗く冷たく、戦争の影や共産主義を感じさせる曲想。1番1楽章は面白く感じたが、4楽章や3番全体での場面転換が頻繁で、曲としての凝縮感が薄く混とんとした印象。全体的にショスタコーヴィチに似ているが、厳しさや激しさ、旋律の魅力と高揚感は及ばない。

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