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国境と性別を越えて 自由をつかめ、オレ!

ボクは結婚願望が強い。なのでアルゼンチン国籍を取ってでも結婚したいと思っているほどだ。アルゼンチンには2006年まで暮らしていたので言葉も様子も分かるし、あの自由で気楽な国が大好きだ。

なぜアルゼンチン国籍かって? 型破りなアルゼンチンが画期的な法律を作ったのさ。2012年に「ジェンダー・アイデンティティ法(司法審査を経ることなく、性別を変更する権利を認める/性転換手術をしなくても性別変更ができる)」が成立して、新しい国際基準のモデルになるのではと期待されているのだ。ざっくりいうと、性別は身体的形状に依るのではなく、自己申告次第ということだ。だから体をいじらないままアルゼンチン男になってやれば、身体的性別に縛られることなく戸籍(アルゼンチンは戸籍制度ではないので身分証明書)の性別を変えられ、愛する人と結婚できる。いわずもがなだけど、同性婚もすでにその2年前に合法化している。敬虔なキリスト教国という宗教的背景をかんがみるに、これらの法律は本当にアルゼンチンならでは、常識にとらわれない柔軟で懐の深い発想がなせたわざだと思う。

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