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見晴らしは良く、足元エグい。それが沼田城~天空のグンマー編その15

前回、休日おでかけパスを握りしめて南関東を東奔西走してから間もなく。
今度はド平日に北に向かいました。
向かう先は再びのグンマー。
ぐんまワンデーローカルパスの旅、今回は15回目です。
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沼田城址の「捨曲輪」を見学中です。
本丸の背後、北方向(越後方面)を向いた防御区画。
周囲3方向を綺麗に見渡せる立地です。

いやもう、綺麗に遠くまで丸見え。上杉が来ても安心!?

こんな感じで、ここはまさに天空の要塞です。
で、足元はというと、こんな感じ。

草で見にくいですが……目の前の木の高さ考えるとエグい崖。
気を付けないと、普通に真っ逆さまです
ここも急ですが……1枚目の崖の写真の場所よりはこれでもだいぶマシ

ここはまだなんとかよじ登ってくることはできそうですが……。
(攻撃を受けつつ攻め上れるとは言ってない)
1枚目のは登ること自体がインポッシブル。

斜面を見下ろすと、合間から覗くすぐ下の下界

斜面の下を向くと、すぐ真下の街がこんな感じに。
こんなの一気に転げ落ちたらそれだけで死ぬわ。

この辺りはちょうど向かいが本丸。
一応、よじ登って攻めるならこの辺だとは思うが……

傾斜的には外から捨曲輪をよじ登って攻めるんだったらこの辺からがいちばん妥当でしょうけどねぇ……。
本丸との狭間の場所なんで、挟み撃ちは避けられませんね。
言ってみれば、ここは所謂城の搦め手ですね。
本丸を攻める最短経路で守りの薄い部分ではあるのですが、地形的にここを突破するのは極めて難しい。
常識的に攻めるなら正面の城下の方から攻め寄せることになるでしょうけど、そちらはもっと防御区画が分厚いですからね。
しかも、真田家は狭いところに引き込んで各個撃破するのが得意ですし。
下手に城内に誘い込まれたらかえって危険です。

そんな防衛戦のネ申、パッパこと真田昌幸(イケオジver.)もここにいました。

まあ、実際にはここで真田昌幸が防衛戦を直接指揮したことはないのですが、一族(叔父)の矢沢頼綱がここで北条や上杉を相手にこの城を守り抜いています。
その当時はまだ城下町的なものは整備されていなくて、完全な防衛用の砦みたいな存在でしたが。
城下町が整備されるのは、後に信幸が城主として入ってからです。

さて、この後はまた本丸の方に戻って、色々と見て回ります。
他にも面白い遺構に出会えるかな?

というわけで、今日のところはこの辺で。
続きはまた。

よろしければ、この先もお付き合いくださいませ。

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