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#9 褒めると人は喜ぶ
こんにちは。tac/ticです。
コミュニケーションの目的といえば、相手と良好な関係を作る、というところに収まりそうですが、いかがでしょうか?
ということは、良好な人間関係を構築するためのスキルは、全て、コミュニケーションスキル(能力)と呼ぶことができます。
今日はそんなコミュニケーションスキル(能力)についてのお話です。
承認欲求
人間はほとんど誰しもが「承認欲求」という厄介なものを生まれながらに備えています。
昨今よく聞く言葉ではないでしょうか。
これはかのマズロー五段階欲求説の時代から語られるものであり、約100年前から人の本能の一つとしてあまりに有名です。
つまりは、人は認められ、褒められたいのです。
「凄いですね」「流石ですね」と言われれば、気持ちがいいのです。
気付き、褒める
ということは…裏を返すと、それを自分が素直に、気軽に、直入に伝えてあげれば、相手は悪い気はしません。
むしろ露骨に機嫌は上がるでしょう。
なんだか当たり前のことを言っているようですが…、周りをみてみると、承認はされたいのに人を承認しない、というスタンスの人が多いように見えます。
人を褒めると自分より上になってしまうという思い込みがプライドを傷つけるのか、心に思ってもいないことは言えない正直さんなのか。
分かりませんが、頭でわかっているならば行動あるのみです。
人の自信の源、もっと言うと「褒めて欲しい」んだろうなというポイントを明確に見抜き、言葉で肯定する。
これさえ出来れば良好な関係というものはもう目前です。
褒めポイント
注意点としては「褒めて欲しい」というポイントを見抜ききるか、という点。
特に見た目に関しては地雷が多いように感じます。
・細くて可愛い
・ちっちゃくて可愛い
がコンプレックスを刺激する人も、当然います。
褒めポイントを探す際は、相手の内面(思考)か、歴史(過去の遍歴)を見ましょう。
・〇〇という考え方が素敵
・〇〇なプロジェクトを成功させたなんて凄い
考え方を肯定されて怒る人は(ほぼ)いませんし、過去の栄光は誰にとっても輝かしいものです。
この辺りを上手く引き出し、賞賛を贈ることに間違いはありません。
最後に
「人を褒める」という題材でお話をしてきましたが、あくまでも心からの声が大前提です。
お世辞に褒めちぎっても、人は敏感です。
思いの込もっていないハリボテの言葉はすぐに見透かされ、良好な関係構築に逆効果を与えてしまうでしょう。
「褒める」という“テクニック”ではありますが、相手を理解しようとし、素直に賞賛の思いを持つ、という人としての爽やかさあってのものです。
心を豊かに、柔軟に鍛え、ほんの少しの技術を持って、上手に人との距離感を調節していきましょう。