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【あなたの知らない神曲図鑑】音を刻めー!!!
世の中には、とてつもない数の音楽がある。
それなのに、流行りの曲しか聞かないのはあまりにももったいないじゃないか。
「あなたの知らない神曲図鑑」は、日々マイナーな音楽を収集している私が、そんな思いで始めたシリーズです。
たまたま見つけた曲ばかりなので、詳しい情報は何も知りません。聞いて気持ちよくなれれば良し!
今回は、私のプレイリストの中から「音の刻みが気持ちいい曲」を紹介します。
記事一覧↓
1:ミスティック・ガール
一応、最初に「刻み系の曲」のなんとなくのイメージを話しておくと、
「音やボーカルを短く切って連続させることで、タイトなリズムやスピード感を感じさせる曲」
です(個人的なイメージであり、正確な定義ではありません)。
最初に紹介する「ミスティック・ガール」は、刻み系の曲を紹介する上で、絶対に外せないやつです。
僕がこの曲に出会ったのは、中学生ぐらいのときなのですが、「なんじゃこりゃ!?」と思ったことは今でも覚えています。
分かる人がどれぐらいいるか不明ですが、僕の好きな動画のジャンルに「音MAD」というのがあります。
まあ、簡単に言うとアニメやゲームなどの音声を組み合わせて曲を作るという、動画ジャンルのことです。
ミスティック・ガールは、こうした音MADを想起させる、音楽的な遊びに満ち溢れています。
よく音楽の良さを表現するとき、「耳が気持ちいい」なんて言ったりしますが、この曲は「耳が楽しい」と表現した方が適切な気がします。
こうした楽曲は、Dubstepのような重たいビートのものが多いのですが、この曲はかなりポップな雰囲気となっています。
このあたりの器用さというか技巧の高さは、さすが「Ujico*/Snail's House」と言うしかありません。
2: in the blue shirt - Cluster A
先ほどの楽曲は音を刻むものでしたが、こちらはボーカルを刻んでいます。
基本的には、似たようなフレーズの繰り返しなのですが、それがとにかく気持ちいい!1回聞くだけじゃ物足りないぐらいです。
非常に完成度の高い、オシャレな楽曲だと思います。MVも都会的で素敵です。
実はこの曲、名前に「クラスター」と入っているせいで、コロナ渦で炎上?みたいなことが起こっていたらしいです。
「しょうもない」の一言で片づけられるような出来事ですが、個人的にはちょっと悲しかったです。
電子音楽、打ち込み音楽ならではの良さが存分に感じられる曲なので、ぜひみなさんもヘビロテしてください。
3: Still in my heart (feat. ぷにぷに電機)
刻む系の楽曲が多い「PSYQUI」の中でも、かなり刻みの多い楽曲です。
さっき紹介した2曲にも言えることですが、冒頭にバチッと印象的なフレーズが来ることで、開始1秒から「これだよー、これこれ!」みたいな気持ちになれるのが、とにかく最高です。
この曲は、音とボーカルがどちらもバリバリに刻まれています。
そのため、最初はしつこく感じてしまうかもしれませんが、聴けば聴くほど、自然に体がリズムに乗るようになってきます。
彼の楽曲は、全体的にきれいなメロディが特徴的です。ビートとメロディの両方を楽しめるのが、PSYQUIの楽曲の素晴らしいところだと思います。
4: Hype (feat. Such)
僕のポリシーとして、同じアーティストの曲を複数紹介しないようにしてるのですが、刻みというテーマを掲げている以上、この曲を紹介しないわけにはいかないでしょう。
この曲は、同じくPSYQUIによるものなのですが、かなり低音の主張が強く、ビートが重厚なので、人によってはビックリすると思います。
メロディが一切なく、ビートを刻むだけのパートもあったりするので、カロリー高めの楽曲です。
少し長めの5分という時間の中で、何度も曲の雰囲気が変わるので、まさしく「音のジェットコースター」です。
「終わらないFuture Sound」という歌詞は、未来的なこの楽曲にぴったりですね。
5: o2i3 - ooi
この曲は、刻みが多く「ザ・電子音楽」といった感じなのですが、個人的には「ビートとメロディのバランスがとれた、比較的聴きやすい曲」だと思っています。
元は「Osu!」という音ゲー用に作られた曲で、ゲーム版だと、曲の中盤に「やめてよー!」という謎の女の子の声が入っています(一応、YouTubeにも上がっています)。
声ありバージョン↓
この曲での刻みは、曲のメインではなく、アクセントとして使われています。そのため、あまりしつこくなく、いい感じに「刻みサウンド」を楽しむことができます。
スラップベースや、高速のピアノなど、音楽的に面白い要素も入っており、シンプルに曲のクオリティが高いです。
長さも2分足らずなので、最初から最後まで最高の満足度で楽しむことができます。
6: ドーピングダンス / miku
最後は少し趣向を変えて、ボカロの紹介です。
今まで紹介した曲と違うところは、ボカロなのでしっかりと歌詞が入っているところです。
刻み系の曲といえば、同じ歌詞やフレーズを繰り返すのが定番ですが、この曲は韻を上手く使うことで、新しい音楽体験を生み出しています。
特にサビのフレーズは、まるで毎回息継ぎをしているかのように聞こえます。その後、声がどんどん高くなっていって、間奏ではほとんど楽器のような潰れた歌声となっています。
MVでは、そこに文字化けの歌詞があてられていて、すごく良い表現だな、と感じました。
ボーカロイドと刻みサウンドをここまでうまく組み合わせている楽曲は、他に思いつきません。いわゆる「ありそうでなかった組み合わせ」というやつだと思います。
そうした点では、挑戦的な楽曲と言えるわけですが、ここまで高いレベルでまとめあげているのは、正直感動しました。
現在、僕のプレイリストには500個近い曲が入っていますが、その中でもお気に入り度が高い楽曲です。