インドネシアのオンラインタクシーで②
前回までの話
インドネシアはジャカルタでオンラインタクシーに乗ったときのお話。スマトラ島メダン出身のおじさん運転手から、おじさんの民族バタックの伝統についての話を聞いた。
トバ湖の歴史
インドネシア観光省はバリ島に次ぐ観光地振興のため、「新たな10のバリ」キャンペーンを行っています。勧められている行き先のひとつが、スマトラ島トバ湖。北スマトラ州に属しています。北スマトラの州都メダンの人はトバ湖という観光地の存在を誇りに思っている人が多いように感じます。
実際に行ってみても、トバ湖の中に浮かぶサモシール島は地元観光客の他、欧米観光客も多い人気観光地です。自由な雰囲気があり、ゆるりと過ごせる良いところです。
そんなトバ湖ですが、元々火山だった「トバ火山」が何十万、何百万年の月日をかけて起こった複数回の噴火によりできた湖と言われているようです。(正しいかどうかはよくわかりません)
そのため、そのおじさんによると風光明媚な観光地トバ湖の水深は地球の果てまで深く、そこで沈んだ船は見つかっていない・・・という少し本当か?という話でした。きれいな観光地だけどちょっと怖い面もあるよということでしょうか。
そのときはへ~と思って聞いてましたが、今調べるとトバ湖の最大水深は約530メートル、確かに深いですが見つからないことはなさそう。世界最深の湖バイカル湖の最大水深は1642mということなので、少なくともトバ湖の底が地球の果てではないようです。
ただ乗車中に地球のロマンとトバ湖の歴史を感じられて、有難いお話でした。
スマトラ島とジャワ島も昔地続きであったが、トバ火山の噴火によりクラカタウ島を境に分裂してしまったという話もしていたような気がします。(真偽の程は不明。気が向いたら調べてみます)
詳しい方にはつっこみどころ満載かもしれませんが、ふわっとした話として流していただければと思います。
次回はバタックの王様についての話を書きます。