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【Matrixifyの使い方】『Matrixify』活用マニュアル Part2 「エクスポートをしてみよう 」【Shopifyでデータ分析】
目次
Part 1 :
・はじめに
・Matrixifyとは何か
・導入方法
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Part 2 (この記事) :
・使い方マニュアル(エクスポート)
・試しにエクスポートしてみよう
・おわりに
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前回の記事はこちら↓
使い方マニュアル(エクスポート)
さて、本記事ではMatrixifyにおけるエクスポート(データ抽出)機能の詳しい使い方を解説していきます。
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New Export
まず、前回導入したMatrixify(初期設定、Demo版)を開くと、このようなホーム画面が出てきます。新たにエクスポートを行いたい場合は、「New Export」を選択しましょう。
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![](https://assets.st-note.com/img/1732605437-BFpzkOo7hS2Aq4CPeZ5swcRT.png?width=1200)
すると、このような選択項目が表示されます。一つずつ見ていきましょう。
Preset
ここでは、データ抽出の形式(どのデータをエクスポートするのか)をプリセットとして選択することができます。初回はNew Blank Exportを選択しましょう。
Format
データをエクスポートしたファイルの形式を選択できます。基本的には、Excelでデータを取り扱いたい場合はMatrixify: Excelを、CSVファイルとして処理したい場合はMatrixify: CSVを選択します。
Sheets
最も重要な部分で、ここで何のデータをエクスポートするか選択できます。 「Select Sheets」をクリックすると、以下のような項目が表示されます。
Products(商品):商品情報全般
Smart Collections(自動コレクション):自動的に設定されるコレクションの情報
Custom Collections (手動コレクション): 手動で設定した任意のコレクションの情報
Customers(顧客):顧客の詳細情報
Companies (企業): 企業の詳細情報
Discounts(ディスカウント):割引コードやプロモーション情報
Draft Orders(下書き注文):未確定の注文情報
Orders(注文):注文履歴や詳細
Pages(ページ):ストア内の固定ページ情報
Blog Posts(ブログ記事):個々のブログ記事の詳細
Redirects(リダイレクト):URLリダイレクト情報
Activities (アクティビティ): ストア内のイベント履歴
Files(ファイル):ストアにアップロードされたファイル
Metaobjects(メタオブジェクト):メタオブジェクト情報
Shop(ストア設定):ストア全体の設定情報
Options
ここではエクスポートのスケジュール管理や時間表記のフォーマット、出力ファイルの細かい調整など、詳細な設定を行うことができます。特に重要な項目について説明いたします。
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Schedulingでは、Schedule on: でエクスポートを実行する日時の設定が可能で、Repeat every: では決まった時間や周期でエクスポートが自動的に行われるよう設定できます。
Results FileのCustom file nameでは、エクスポートしたファイルの名前を決めることができます。
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FormattingのTime formatでは、時間の表記フォーマットを選択できます。ExcelやTableauなど外部ソフトでデータを取り扱う際の都合を考えると、ISO data without timeを選ぶことを推奨します。
CSVのZip CSV filesにチェックをつけると、エクスポートしたデータを出力するファイルが圧縮されます。特に圧縮する必要性がなければ、チェックは外して構いません。
試しにエクスポートしてみよう
さて、一通り細かい部分まで見たところで、いちど実際に、お試しでエクスポートをしてみましょう。
ここでは簡単のため、「過去90日間に発生した注文」に注目し、その注文された商品名、支払い状態、注文日を例として設定します。それに基づいて実際にデータをエクスポートしてみましょう。(ただし、無料のデモ版の場合エクスポートできるデータは10件までです)
先ほどと同様に、「New Export」からエクスポート画面へと移ります。ここではFormatはMatrixify: CSVとします。また、今は注文に関するデータが欲しいため、Select SheetsからOrdersを選択しましょう。
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今は「過去90日間に発生した注文」の中から、その注文された商品名、支払い状態、注文日をエクスポートしたいので、Ordersを開き、Select Columnsから上部の画像のようにチェックをつけていきます。
Basic ColumnsのうちCreated Atは注文の作成された日付を指し、Payment Statusは支払い状態を意味します。また、Line ItemsのうちLine: Nameは商品名となります。
このページを見れば分かる通り、Matrixifyにおいてエクスポートできるデータには本当に莫大な数の種類が存在するため、いろいろな項目を試しながら慣れていく必要があります(近々、各項目の意味について細かく解説する記事も執筆予定です)。基本的には使用するデータの種類は限られてくるので、必要になったデータがどこから抽出できるのか、その都度確認するのが良いでしょう。
さて、エクスポートするデータの選択が完了したので、次にデータを「過去90日間」に絞り込むためのフィルターを設定しましょう。
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少し下の方に進むと、「Set Filters」という欄があります。ここでフィルターとして『Created At』、つまり注文の作成された日付を選択することで、データの期間を絞り込む設定が可能となります。
次に「relative date」を選択すると、デフォルトでLast: n days、つまり過去n日間の期間に限定されたフィルターが設定されるようになります。今は過去90日間のデータが知りたいので、空欄には90と入力しておきましょう。
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最後に、Optionsからタイムフォーマットの選択、Zip CSV filesのチェック解除を行ったら設定は完了です。エクスポートしてみましょう。
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ちなみに、デフォルトの設定ではこのように出力ファイルにはロックがかかっている、つまりダウンロードはできるが外部サービスへの共有はできない状態になっていますが、MatrixifyのSettingから下図のようにチェックをつけることでロックは解除され、外部サービス(Spreadsheetなど)とデータを共有することが可能となります。
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(なお、IMPORTDATAを用いたMatrixifyとスプレッドシートの連携方法についても、別の記事として執筆する予定です。ご期待ください)
おわりに
ここまで読んでくださり、誠にありがとうございます。本記事ではMatrixifyの初歩的な使い方について詳しく解説いたしました。さらに詳しい使い方や使用上の注意点なども今後記事として紹介していく予定ですので、そちらもよければご覧ください。
12/4(水)追記: Part3を公開しました!↓
また、せっかくMatrixifyを用いてデータをエクスポートできたならば、それを最大限活用・分析したいですよね。そうした方々のために役立つtablyの製品情報をこちらの記事、またホームページにて紹介していますので、よろしければご覧ください。
公式サイト「tably」 URL:
https://tably.in