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紫陽花祭り

僕が外出して、イベントを楽しんだのは、コロナ以降初めてだった。

3年半前に、デイケアに通院し出してから初めてのバス旅行だったので心も弾んだ。


最近は母も動けなくなり、病院との往復ばかりだったので、外出して遊びに出かける事自体が嬉しかった。

やっぱり、自宅に閉じ籠ってばかりでは、気持ち的に辛いなと感じた。


今日の昼食は、コロッケと大根煮しめでとても美味しかった。

コロッケはじゃがいもがホクホクして、楽しめた。


隣のOさんとも話したんだけど、コロッケって給食では珍しいねと言い合った。

昼食後は、昼寝をしたり、踏み台昇降をして身体を動かした。


13時に玄関先に集合だったので、5分前には玄関にいた。

出発前の僕には緊張感があった。


僕は新しい事をするのが苦手なのである。

運転手のIWさんが昼の送迎がある為に、20分遅れの出発になった。


マイクロバスは2号線バイパスを防府に向けてひた走る。

僕は黙っていると、眠たくなり、マスクで息苦しくなるので、大きく目を見開いて、呼吸し易くなる様に意識した。


隣に座っているOさんが阿弥陀寺の事を知っていると思って、場所を聞いたけど、Oさんも紫陽花寺に行くのは初めての事。

25分位走ると、国道を左折、紫陽花祭りののぼりが見えてきた。


暫くすると、駐車場を確認、平日だというのに、満車であった。

僕達は、トイレを済ますと、入山口でだまになっていると、男性職員のIWさんが支払いを済ませる。


仲間達は山を登り始めたが、足の悪いTさんと職員の女性のIWさんに連れ添って、石の階段を登り始めるが、足場の悪さに上手く登れない。

しかし、Tさんに声かけをしていると、緊張も和らぎ、イベントも楽しくて、気分が高揚してきた。


結局、寺の本堂には行けずに、紫陽花売り場で花を購入した。

後から考えれば、迂回路がある事に気づき対応すれば良かった。


1500円が1000円に割引された、深紫の紫陽花だった。

僕はTさんと離れて、本堂を目指す。


本堂は休憩場所になっていて、MさんとHさんが、ひと休みしていた。

僕はMさんと話せるチャンスだと思い、有料記事の事を話すと、100円でも創作がお金になる事はいい事ですねと仰った。


ここで男性職員のIWさんが、もう25分しかないんですよねと話した。

僕は20分遅れで出発したのが、影響しているなと思った。



僕はMさんの後をついて、下山する事にした。

本堂の周りには、いろいろな種類の紫陽花が咲いていて、観光客を楽しませていた。


外国人観光客もいて、オーラすげえなと思った。

すれ違うだけだったけど、パワーを感じた。


下山する時は、紫陽花ロードという迂回路を歩いた。

NさんとHさんが、紫陽花が欲しいというので、売り場に案内する。


売り場のおねいさんが、人当たりの良い人で、僕が話しかけても、気さくに対応してくれた。

NさんとHさんが一鉢、860円で二鉢購入すると1000円になる紫陽花を購入する。


Hさんが一鉢でいいと言うと、おねいさんは860円を500円に値引いてくれた。

Hさんもお買い得に、喜んでいた。


気温は上昇、夏日になっていて、冷たいものが欲しくてしょうがなかった。

Mさんが駐車場の入り口に自販機があるよと声をかけた。


僕はコーラが欲しくて、500円を入れると、釣り銭がなくて買えない。

財布を見ると30円あったので安心した。


Mさんはマイクロバスの中では、飲めないというので、きついお預けをくらった。

帰宅する途中、バスの中で、終わりのミーティングをした。


僕は、紫陽花が綺麗だった事、母に鉢を購入した事、コーラが美味しかった事を話した。

15時前には、K病院に着いた。


通院費用を支払い、帰路に着く為に、デイケア棟の入り口で待つ。

男性職員のIWさんが、紫陽花について聞いてきたので、1500円が1000円に割引されているので購入したと話した。


女性職員のIWさんには、NさんとHさんの紫陽花の購入話を伝えた。

男性職員のKさんには、今日は最高ですねと言い、送迎バスに乗り込んだ。


廊下ですれ違った、Mさんには、今日は楽しかった、ありがとねと伝えた。

とても満足出来る、バス旅行となった。


久しぶりにイベントに遊びに行くと、充実していた。

やっぱり遊ばないと、仕事のやる気も出ないな。


運転手のIWさんの、丁寧な運転には驚いた、ありがとう😊

周りも、カップルや家族連れが沢山いて盛り上がっていた。


こう言う機会がまた有れば良いなと思った。

自宅に紫陽花の鉢を持ち帰ると、母が深い紫ねと話し、喜んだ。


僕は紫陽花にたっぷりと水をあげた。

売り場のおねいさんが、紫陽花は水が好きなんですよと話していた。


後で写真を撮って掲載しようと思う。

それでは、また。

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