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BLACKPINK(ROSE).part7

 ホワイト・リリー・ブルー・そら・メーです。

 家の地区には、野良猫達が沢山いた。僕の家にも餌を貰いに来る事が多かった。僕は上の名前で野良を呼ぶ事が多かった。似た様な柄の猫もいてどちらがどっちの名前だったかわからない時もあったけど、僕と野良の間で妙な信頼関係が出来ていった。妹も餌をやりたがっていたけど、余計な事するなよと注意していた。妹も僕が餌をやると不機嫌になるので、父に兄がウザいんですけどとぼやいていた。父は動物の類が見るのもダメで、触るなんてもってのほかだった。父が言うには俺は馬がすきなんだ、馬は人間より賢くてとても素直だ、俺の言う事を何でも聞いてくれると話す。僕はそれはギャンブルのことだろ!、僕は野良達といると心優しくなって自分の運命から逃れる事ができるんだと伝えた。妹は運命って何?と聞いて来たけど、僕はそれ以上は答えなかった。


 ユダヤ人の男性は、僕の住んでいるビルにミサイルが着弾して、人が亡くなったただそれだけなんだと話す。

 僕は頭が良くなく、本が読めないので、活字を読むと直ぐに眠たくなる。僕の日常の会話の情報源はTVニュースだった。バラエティーや情報番組より、ニュース番組を観ることを好んだ。僕はニュースキャスターのお姉さんがすきだった。知的な感じがして、人当たりも良く、美しい佇まいに魅了されている、僕なんか相手にもしないだろうけど、ブラウン管の中の彼女達が何故か?近い存在に感じられて、僕の知り合いにもお姉さんの様な人を作りたかった。

 今日もニュースを見ていると、ハンガリーのブタベストから、ウクライナの首都に移住したユダヤ人、ロシアのウクライナ侵攻によって、イスラエルに避難することになる、しかしイスラエルでも紛争に巻き込まれてしまう。僕は彼らが可哀想だから話しているのでは無い、とても強い存在に思えたからだ。神は人間に乗り越えられない障害は与えないと言う、僕はユダヤ人の男性が手にしている困難は神が強い人だからきっと乗り越えられると信じられて与えたものだと思う。だから、彼が世界の平和は望んでいない、ただ心穏やかに暮らしたいだけだと語る言葉に、それが現世での彼の役目なのですね神様と思ったのだ。

 僕の穏やかな日常は、音楽と共にあった、ユダヤ人の男性の話をなつにすると、そんなのムリじゃね、世界平和とか心穏やかな日常なんて周りが許すわけないでしょと話した。僕はなつに神様っていると思うと聴くと、神様は絶対いると思う、私はサンタクロースでさえ今でも信じているよと話した。僕は現実的でとても理性的な所と子供っぽい所が共存しているなと感じた。神様は子供っぽくは無いのだけど、僕はサンタクロースはもう信じていないけど、神様は誰の心にも必ずいると思う。絶対的な存在がいる事が人間の証だと思うから。

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