見出し画像

DJ Mitsu The Beatsの“ビートメーカーとJ Dilla”


Table Beats Rec.がお送りするDilla Month企画“ビートメーカーとJ Dilla”
日本のビートメーカーにJ Dillaの魅力や影響を受けた部分などをアンケート形式でお答え頂きます。
第一弾は“DJ Mitsu The Beats”の登場です。


【自己紹介をお願い致します。】

DJ Mitsu The Beats。GAGLEのビートメーカーです。
基本的には毎日ビートメイキングしています。
クリームチームレコーズのエグゼクティブプロデューサーもやっています。

【あなたが一番好きなDillaのアルバムは何ですか?】

「Welcome 2 Detroit / J Dilla」


【このアルバムの好きポイントはどこですか?】

サンプリングと生音の融合具合。
2001年に出たとは到底思えないところ。

【ビートメーカー目線で1番ヤバいと思うDillaのビートは?】

「Stakes Is High (Remix) / De La Soul」


【このビートの何がヤバいですか?】

アンリリースものですがこれを聴いた時の衝撃が忘れられないのと、20年以上経ってもかけ続けてるから自分の中で相当好きなポイントが多いんだと思います。浮遊感の強いローズの感じと痛すぎるスネア。


【リスナー目線で1番好きなDilla関連の曲は何ですか?】

「Think Twice / J Dilla」


【この曲の何がヤバいですか?】

いつまでも聴いてられる音色とメロディーと構成。
選曲のセンス。


【あなたがDillaのビートから影響を受けた部分はどんなところですか?】

サンプルに対するエフェクト、ドラムのタイトさ、クオンタイズに対する考え方。


【あなたが作ったビートでDillaの影響が強いなと思うものを一つ。】

「Promise in Love / Jose James」


【この曲のどのあたりにDillaの影響が出てますか?】

ドラムとベースと元ネタのEQ。
ホーンに隠れてますが、実はガッツリサンプリング曲です。


【最後にDillaにまつわるエピソードでお気に入りを教えてください。】

L.A.の青空レコ市に行った時、偶然にもJ Dilla本人がいて話しかけたら「お前ら日本から来たのか!」って笑顔で写真撮影に気軽に答えてくれた。
その時の格好が上から下まで真っ白な出立ちで、凄くビシッと決まっていたのを今でもはっきり覚えてます。


DJ Mitsu The Beats
ビートメイカー、DJ、プロデューサー、リミキサー。2003年にソロアルバム「New Awakening」をリリース。 海外アーティストと積極的にコラボレーションを行う。2004年L.A「URB」誌で期待 するアーティスト100人に日本人で唯一選出され、アメリカやヨーロッパツアーだ けでなくアジア圏でも成功し、海外でもその人気、認知度は高騰。2014年、世界 クラブミュージック動画配信メデ ィア「Boiler Room」が初の東京中継。DJ MItsu The BeatsのDJプレイをライブ配信。アーカイブ化されたその動画は長時間にも 関わらず異例の約69万再生。2018年1月、自身が所属するヒップホップユニット GAGLE6枚目のアルバム「VANTA BLACK」をリリース。そして2020年、ソロ活動 を再開し、ヴォーカルチューンとインスト曲を絶妙に配したアルバム「All This Love」をリリース。2022年からc.r.e.a.m. team recordsのエグゼクティブプロデューサーに就任。最新作「MAGNETAR」は国内外から15組のアーティストを招き4年間掛けてじっくりと仕上げた。現在次の作品へ向けて既に始動中。
Twitter : https://mobile.twitter.com/mitsu_the_beats
Instagram : https://www.instagram.com/mitsu_the_beats/
Bandcamp : https://djmitsuthebeats.bandcamp.com/music


Table Beats Rec.はボランティアで運営してます。
今回の記事が面白いなと思ったら是非チップをお願いします。
頂いたチップはnoteの運営やTable Beatsの運営に活用させて頂きます。
(記事購入でご利用ください。)

ここから先は

0字

¥ 200

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?