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定食屋さんで食べる ボルドー・ガルビュール

ガルビュール"Garbure"

正確にはボルドーよりもう少し西のベアルネ地方の郷土料理。キャベツや白いんげん豆などが入った具沢山の家庭的なスープだ。

昔々、ボルドーに電車で入れたのが14時過ぎ。まだ若かった私も夫もお腹へりへりで、空いてる店を探して何でも良いからな気分で入ったお店は、ステーキがメインの定食屋さんだった。
前菜にガルビュール、メインのステーキにはサラダかフリット(ポテトフライ)、デザートかチーズを選べるメニューだったと記憶してる。
ステーキはもちろん美味しかったのだけど、前菜のガルビュールが鍋ごとドーンッ!ワインはデカンタ代わりのフルボトルに入ってドーンッ!!にヨーロッパ初心者の私達夫婦の目はまん丸になってしまった。
お腹が空きすぎてたのもあったかもしれないが、野菜たっぷりの優しい味のスープが美味しくてこの後ステーキが出るのも忘れて食べまくる夫…
とりあえず美味しいハウスワインで食欲中枢を壊して食べ切り、ホテルにチェックイン。夕食も食べずに翌朝まで寝続けた気がする。

ガルビュールの作り方

潰したにんにくとオリーブ油を鍋に入れて弱火にかける。残りの材料は1cm角に切って炒めていき、全体に油が馴染んだら被るくらいの水とハーブ類を加えて煮る。

材料

植物油 大匙1くらい
にんにく 1片
ベーコン 30g
あれば生ハム 2枚
玉葱 1/4個
人参 1/4本
じゃが芋 1個
キャベツ じゃが芋と同量
茹でた白いんげん豆 1cup
ローリエ
タイム
塩、胡椒

ボルドーの旧市街

夫が、今は亡きライカで撮った写真。
私自身は、この後2回程ボルドーに行った筈だが尽く消してしまったようだ。なかなか旅行に行けなくなった今となっては、無精な自分が恨めしい。


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