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「永遠」の価値
9:43 もし、あなたの片手が罪を犯させるなら、それを切り捨てなさい。両手がそろったままで地獄の消えない火の中に落ち込むよりは、かたわになって命に入る方がよい。 45 もし、あなたの片足が罪を犯させるなら、それを切り捨てなさい。両足がそろったままで地獄に投げ入れられるよりは、片足で命に入る方がよい。 47 もし、あなたの片目が罪を犯させるなら、それを抜き出しなさい。両眼がそろったままで地獄に投げ入れられるよりは、片目になって神の国に入る方がよい。 48 地獄では、うじがつきず、火も消えることがない。
前回の記事では、他人を「つまずかせる」者は死んだ方がマシ、という話が出てきましたが、ここでは「罪を犯させる」と同じ語が訳されています。同じく「つまずかせる」と訳した方がいいでしょう。つまり、「あなたの手があなたをつまずかせるなら」などとなります。ここでは一貫して、自分自身をつまずかせる、という話です。
そして「命に入る」とありますが、これはおそらくいわゆる「永遠の命に入る」「永遠の命を得る」という意味でしょう。この「命」は三つ目のフレーズでは「神の国」と同列に並べられています。
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