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温泉タオルで十分!

皆さんは、旅行にタオルを持っていきますか?
大抵ホテルにはタオルがありますから、体を洗うナイロンタオルだけ持っていく人がほとんどかなと思います。でもナイロンタオルは体を洗う以外の目的には使えないし、もしホテルにタオルがない場合、別に用意しなければならない。

対して私は、パイルがありながらも薄手のフェイスタオル、いわゆる「温泉タオル」を持っていきます。しかも旅先のホテルのタオルはほぼ使っていません。

温泉タオルなんて、吸水も使い勝手も中途半端、なんて思わないでください。実は旅行者ご用達のマイクロファイバータオルよりも、良くデキるやつなんです!

絞り方が重要!

私は祖父から「銭湯にもっていくのは手ぬぐいと石鹸で十分」と教わってきた、昭和世代の古い人間なので、この温泉タオル1枚で洗体から身ぬぐいまで、すべて完結してしまいます。

いまは銭湯に入る機会も少なくなっているので、本来の温泉タオルの正しい使い方を知る機会も少なくなりました。実は単純なことで、温泉タオルには「正しい絞り方」があるんです。それを実践するだけで、体を拭ききれないとか、絞ったあとの乾きが悪いということがなくなります。

布を絞るとき、布を左右に持って絞る方をよくお見掛けしますが、これは実はあまり強く絞れません。しっかり水を切る絞り方は、手を上下にする、「縦絞り」なんです。

この絞り方を実践すると、絞ったあとには再びちゃんと体を拭けるし、また乾きも早いです。…あ、この絞り方を、日本製じゃない旅先のホテルのタオルでやらないでください。一発でビリビリになっちゃいます。丈夫な日本製だからこそできることです。

相棒、針金ハンガー

また、この温泉タオルと切っても切り離せない相棒が、実は針金ハンガー。使用後のタオルはこれで干しておきます。ホテルのハンガーはクロークから取り外せなかったり、そもそもないところもあります。かといって洗面台脇のタオルかけでは忘れてしまうこともたびたび。私は必ず1本、持っていくようにしています。
また、タオルを乾かすときに顔の近くに干しておくと、保湿対策にもなります。

マイクロファイバータオルよりいい!

よくある海外旅行のWebに、「マイクロファイバータオルは吸水力が強く、乾きも早くて便利」なんてよく書かれてますが、少し疑問なんですよね。

実際マイクロファイバーで拭いてみると、妙なゴワゴワ感があって、すごく拭き心地が良くない。こりゃハンカチにも使えないよ、と思ったぐらい。

また、マイクロファイバータオルを持っていく人って、多分洗体用のタオルも別にもっていかなきゃいけないと思うんですが、実際どうなんでしょうか?それでは結局荷物が増えてしまうような…。

「マイクロファイバータオルを使って湿った洗濯物を乾かす」という話もよく伺うのですが、そもそも私はローカルランドリーやコインランドリーを使うので、手洗いをしません。なのでその目的にも使えず。

そういうわけで、マイクロファイバータオルは購入してはいるのですが、実際持っていくことはありません。あえて持っていくとしたら、機内泊の毛布がわりに、DECATHRONのマイクロファイバータオルLサイズを持って行っています。コンパクトで丸めてとめるゴムバンドもあり、非常に便利です。

ともあれ、温泉タオルは昔も今も、旅行者の必携グッズ。決して古くさくありません。もっとメジャーになってもらいたいと思っています。

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