マガジンのカバー画像

台灣日常攝影展覽

25
台湾で写した記録とそこで感じたことを拙い言葉で紡いでいます。 台湾の美しい情景や空気感が写真を通してそのまま伝わったらいいなと思いながら写真を撮っています。
運営しているクリエイター

#高雄

台湾で撮る前撮り、カップルフォト、旅の記録

台湾に来てもうすぐ1年。 少しずつ撮影のご依頼をいただくことが増えてきました。台湾での撮影を通して感じていることを振り返ってみようと思います。 ---プロフィール 台南・高雄を活動拠点として、前撮り・カップルフォト・フレンドフォト・おひとり撮影と様々なシーンを撮らせていただいています。(夜市食べ歩き、お散歩、旅行の記録、入籍報告、台湾の自然と、など) ※台湾夜市で食べ歩きウェディングのアルバムは社内四半期コンテストにおいてウェディング部門優秀賞として表彰していただきま

カメラ越しに自分のいる場所と向き合う。

半年が経った。今も日常の景色に飽きることなく、斜めがけしたカメラと共に高雄を眺めている。この街の素敵な景色をどこかの誰かに知って欲しい。 「なぜ高雄にしたの?」とよく聞かれるけど、ずっと上手く説明できない。旅行した時、なんか好きくらいの自然な感覚があって、なぜかこの街で生活する自分が想像できてしまった。 写真を撮ることで少しずつわかってきた。 ここには眩しすぎる日差しと、夕焼けが染める空のグラデーションと、穏やかな港の波音がある。 緑が生い茂る公園での憩いも、木の葉の

仏教のテーマパークと言われる仏光山・佛陀紀念館へ。

仏光山に行くことになった。 仏教のテーマパークなんて呼び声もあり気になっていた。 MRT鳳山國中からバスが出てたので乗っていく。路線バスかと思いきやマイクロバス。道は悪くなかったのにかなり揺られた。 この自助餐(バイキング)は料金が決まっておらず、自分自身で値段を決めて寄付する。質素な味付けを想像していたけど、結構美味しくておかわりした。 仏光山から佛陀紀念館の道のりは下り坂。ランタンが飾ってあったり、お土産屋さんがあったり、博物館的な展示があったり見所はたくさんあった

斜めがけの相棒と過ごす台湾。

大体、いつもカメラをぶら下げて歩いている。一枚も撮らずに「あぁ今日はただのファッションだったなぁ」と想うこともしばしば。でも懲りずに重いカメラを斜めがけにして散歩する。 誰かが言ってたような、言わなかったような。良い写真を撮れるかどうかはカメラを持ってその場にいるかいないか、だとか、なんだとか。 斜めがけの相棒には申し訳ないけど、「写真を撮りに行くぞ」と意気込んで散歩に出かける日はほとんどない。どちらかというと「ま、運良くいい瞬間に出会えたら」と探検するような心持ちで街を

お手紙たち、台湾の海を超えてけ。

先日、台南の林百貨で良さげなポストカードを2枚買った。海の外から家族や友人に何かを送るのは、BucketListにも記載している「いつかしたいこと」の一つである。 さぁ、何を記そう。とりあえず「to JAPAN」だなんて赤字でちょっぴりカッコつけて記した。 次は郵便局に行って切手を買う。カウンターで「郵票」と言ったらすぐ出してくれた。なんと、国際切手1枚10元、日本円でたったの47円。 あとは外にあるポストに投函するだけ。国際郵便は赤ポスト、AIR MAILと書かれた口

高雄で、森と木漏れ日と本。

この街にお気に入りの場所がある。 まるで森と光に包まれた場所、木漏れ日と過ごす時間。 言語交流会で初めて訪れたこの図書館。 中央公園の中にある高雄市立図書館李科永紀念図書館。 静かな音楽を聴きながら風に吹かれてゆらゆらと踊る木漏れ日たちを眺めるだけで時間が経つ。 勉強したり作業したりぼーっとしたり。 この図書館がある中央公園は、地元民の憩いの場になっている。散歩をしたり、太極拳したり、独自の体操を編み出したり、木陰で麻雀をしたり。テニスコートは運動好きなおじちゃんおば

ちょっと隣の島まで夕陽を眺めに。

ちょっと隣の島まで夕陽を眺めにいくか、と思い立った。 向かうは旗津(cijin)。渡し船で約10分、学割で片道たったの15元。 一度来たことがある旗津。早朝でお店も人もいなかったあの時と、まるで違う賑わった光景。屋台がずらっと並んでお祭りみたい。 日没まで時間があるのでYouBikeを借りて海沿いを一走り。 所々に現れるアートなモニュメント。海沿いのサイクリングロードは整備されていてゆったりと走りやすい。 夕暮れが近づいてきたのでそろそろ高台に向かって歩き出そう。