北へ南へ 17日目 京都編 白露
※この記事は2021年時点の情報です。
2時間おきの起きる寝るを3回繰り返して今は4時過ぎ。寝てるんじゃなくて気絶しているんじゃないかというくらい意識が地続きだし寝つきもいいし。
明日(もう今日か)は、奈良国立博物館博の特別展「奈良博三昧」の最終日。チケットは取ったのであとは発券して奈良に行くだけ。スマホの乗り換え案内で移動時間を調べると1時間くらいかかるよう。東大寺の開門時間に到着する場合の出発時間を逆算する。起き上がって朝のヨガと朝飯の準備をする。
朝飯はバケット、ハム、キャベツの千切り、キウイ、スクランブルエッグ、コーヒー。スクランブルエッグは深さのある紙皿で玉子とマヨネーズと牛乳をよく混ぜて電子レンジで温めるだけのお手軽料理。
予定よりも30分過ぎた7時に出発。京阪で丹波橋まで行き、そこからは近鉄に乗り換え。8時過ぎに近鉄奈良駅に到着予定。
日曜ということもあり車内は空いてる。腹が満たされていることもあり眠たくなってきた。一時間の電車の旅なのでのんびり寝ていきたい。
近鉄奈良駅で電車を降りると小雨が降っている。東向商店街の屋根の下を通って春日大社まで歩くことにする。
途中で奈良博の入場チケットを発券するのを忘れていることを思い出し、コンビニに寄る。雨が止んだ。
真っ直ぐ進むと春日大社の一の鳥居が見えてきた。
春日大社で参拝をして若草山に向かう。
小雨の中、登っているのは自分くらいかと思っていたがここで初めて親子とすれ違う。山頂ゲートの横を通り、最後の階段を登る。
また雨足が強くなったので木陰で雨宿り。
山頂到着。いい景色ひとり占め
北ルートから戻る。それまでの降ったりやんだりが本降りになる。茂みで鹿も雨宿りしている。さらに濃い霧に包まれて街はおろかすぐ目の前も危ういくらい視界ゼロ。
しばらく歩いて人影が見えたところから徐々に霧が霧が晴れてきた。雨は相変わらず止む気配はない。
ずぶぬれになりなが北ゲートまで戻ってきた。
若草山のふもとの土産物屋に入る。
「こんな雨の中ようこそおいでいただいてー」とあったかいお茶を出してもらい「風邪ひかないように」と傘までくれた。
東大寺の大仏殿に向かう。大きい仏像好きになったきっかけの広目天を見にいく。奈良の大仏は座っているが広目天は立っているのでより大きさを感じる。
大仏殿を出て今日のお目当ての奈良国立博物館に移動する。まだまだ雨が降っているのでさっきもらった傘を差す。
奈良博三昧
出口でクイズの答えを書き込んだ冊子を見せて参加賞のシールをもらう。「奈良博三昧」の名に偽りなし。満喫。
どうやら特別展のチケットで大仏館も見られるらしいんだが予定時間の1時間オーバーのため次回来た時の楽しみに回す。大仏は逃げない。
興福寺に向かう前に「ノモマナケ」というパン屋に寄る。おそらくここだろうというところに着いたが看板がない。店内には「ナマケモノ」のぬいぐるみが見えるのでおそらくここだろうと店に入る。
店の子だろうか、5歳くらいの男の子が話しかけてきた。「だっこ」とせがんできたのでまずは握手からと手を差し出すと「つっめてー」といわれた。子どもの体温恐るべし。
松の実パンを食べながら興福寺まで歩く。背中のリュックには大きいカンパーニュが入っている。雨で冷えた体温が徐々に戻ってきた。
興福寺の国宝館に入る。相変わらず見応えのある展示。人もまばらなこともあり「乾漆八部衆立像」「乾漆十大弟子立像」ゾーンは二周する。
帰りはJR奈良駅から電車に乗る。
駅近くの商業施設ビエラ奈良に入っている本屋で新刊を買って電車に乗る。このあとは宇治に寄る。移動時間は普通電車で50分。のんびり本でも読みながら過ごす。
宇治に到着。雨も降ってない。
平等院の表参道で濃茶ソフトクリームを食べる。
平等院
鳳翔館(ミュージアム)に入場できるというので入ってみる。
雲中供養菩薩像52体のうち26体が展示されているとのこと。
出口に置いてあった「とってもやさしいはじめての仏教」という小冊子を手に取る。休憩スペースで座って冊子を読んでいると隣に座った若者たちが来てよかったね」としみじみ言ってた。さすが極楽浄土。
宇治橋通りを歩いているとスーパーの店内に「おそうざい亭」の文字が見える。入店して豆腐ハンバーグを買う。
6時、ホテルに戻り夕飯にする。
宇治で買った豆腐ハンバーグ、パン、ペットボトルのお茶を並べて無心で食べる。すごくお腹が減っていたようだ。
奈良のお土産物屋で買った爪切りを雑貨を一緒くたに入れている段ボールに投げ入れる。
もう今日は寝るまでゆっくり本でも読みながら過ごそうと思う。
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