冬の京都で過ごす 21日目 立春
ビッビッビッビツと、備え付けの時計のアラームが鳴る6時。部屋に冷気が入ってくるのでお天気アプリを見る。-1℃。寒いはずだ。
コーヒーを淹れて、ヨガ10分。外着に着替える。
6時59分、ゴミ箱とタオル類を廊下に出して外に出る。スマホのアラームが鳴ったので止める。
今日は晴れ。週末の予報は傘マークが付いていたのでお天気のうちに行きたい場所に行く。そのために起きたのだ。
歩きながら洗って持った柿を食べる。パッケージには「種あり」とあるが実はないことを知っている。道行く人は背中を丸めて見るからに寒そうだ。散歩中の犬だけがばかみたいに吠えてる。
「ワンワンワンワン」「〇〇!」
三条大橋
霜がかかっている。朝日に照らされてキラキラしている。
8時15分、哲学の道。小学生があっちこっちで走ってる。
8時半、大文字山登口
9時、火床に到着
「おとなしですね」「おとなし見えてあばれるんですよー」
「じゃあ私、こっちなんで」
「全然雪ないやん。」「おはよー」
来た道で下山する。そのままホテルに戻る。
「今日は玄米梅に当たり入れといたんで」
「当たったらもう1個もらえます」「当たりはすぐ分かります」
歩きながらさっき買った玄米梅を袋から出す。包みには「すべてはタイミング」と印字されている。開ける。開けたからには食べる。うまいが、当たりではなかったようだ。
袋の中のもうひとつの方の包みを見て、そのまま手を付けた。
「オレら暇やん」「やらしてもらえた方が一日楽しい。」「それをやらしてもらえんからー」
12時、テレビから流れる京都の気象情報が耳に入る。「風は定まらないでしょう」
14時半、テレビでは京都の寿司の魅力についての番組が始まった。鯖寿司、巻き寿司(京都は太巻き)、箱寿司、蒸し寿司。
18時、夕飯の時間。今日は餃子にする。
「関西で人気あるやつはだいたい奈良。いい感じに関西に忘れられてるんてますよね」
「俺、京都来て花粉症治りましたよ」
22時、仕事のPCを閉じる。全然終わっていないけど、おにぎり食べたから大丈夫。
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