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北へ南へ 13日目 京都編 白露

※この記事は2021年時点の情報です。


5時、起きる。
今日はいつもよりも早起きして登山をする。登山といっても午前休のあいだにスニーカーでサクッといって戻ってくる。戻ってきたらもちろん仕事だ。

登るのは京都市内にある山「大文字山」(標高466m)。南禅寺から銀閣寺に抜ける約2時間の予定。
時間に余裕もあると見込んで南禅寺までは交通機関は使わず歩いて行くので、早々に朝ヨガと部屋の片付けをする。今日は部屋に清掃が入る日だ。清掃のための清掃。パラドックス。

函館ぶりの”見晴らしの良い場所に行ける”期待が体を急かして、手早く出発の準備が進む。朝飯は軽めにしておく。ストックのパンがなくなったので帰りに美味しそうなパン屋を見つけたら買って帰りたい。7時に蹴上駅スタートとした場合の出発時刻を逆算する。

起き抜けに部屋から見た空は曇り空だったが外に出たら青空に変わってきた。日も差して風も少し吹いてる。今日はハイキング日和になりそうだ。

少し遠回りだがまずは鴨川沿いを歩いていく。

鴨川を進めば迷子にならないことを覚えた
三条にある像
東山駅前で商店街を発見

商店街にはアーケード&提灯がこの土地の習わしなんだろうか。

ショーケースの犬
花が咲いてる


蹴上(けあげ)駅に到着。

蹴上駅
函館でも見た水道局は赤レンガが基本なの?


南禅寺の敷地内に入ると蝉が鳴き出してきた。

立派
立派


山門を横目に煉瓦の水路閣に向かう。この時間はまだ人はいない。ここが登山口への入口。


登山道に入る。

スタート早々に猿の看板にひびる
倒木多し。危険
鬱蒼とした山道を進む。人もいない
それでも進む

風吹くと「これから倒れるぞぉ」といった具合に頭の上で揺れてギギギと音を立てて木々が揺れている。
倒木が多いというのは事前に情報を見ていたが、頭の中では倒れた木はあっても倒れそうな木がなかった。

スタートして30分くらい経つだろうか。正直、びびってしまってほぼ駆け足で登っている。こんな調子でも迷子にならずにいられるのはYAMAPのおかげだ。


しばらく進むと開けたところに出てきた。

きのこ

そしてまた分かれ道。綺麗に舗装された右の道を選ぶ。しばらく歩いて、下ってることに気づき、引き返す。左の険しい方が正解か。


外国人の登山者とすれ違う。だんだん人の声が聞こえてきた。

山頂はあっち

山頂に到着。

市内一望!

倒木で作ったいすがそこかしこにある。関西の人のただでは起きない気概を感じた。山頂に着いたことで強ばっていた気持ちが解れてきた。
小休憩して火床に向かいます。

火床はこっち

関西弁のおばちゃんらと挨拶を交わす。「こんにちは」コールからのレスポンスがあったのはこの山ではこれが初めて。あまりのレスなし続きに出したら寿命縮むジンクスがあるのかと思ってた。

小雨が降ってきた。カメラをパーカーの中にしまい込んで小走りで進む。雨足が強くなってきたのでリュックから折りたたみ傘を出して差す。


火床到着。市内一望で見晴らしがとても良い。

五山送り火の「大」の線が交わる箇所


同じように折り畳み傘を差したおじいさんがやってきて座ったのを見て自分も座って休むことにした。リュックから買っておいたおはぎを取り出して食べる。おはぎを食べるためにここに来たんだとばかりに生き返った。もし峠の茶屋の店長になったらおはぎは絶対メニューに入れる。

持参したおはぎ。丹波屋で購入


そろそろ下山の時間。ここから銀閣寺に向かって進む。まっすぐ延びる長い階段を何人も行き来しているので自分もそこから降りてみることにする。


長い階段を下り切ったところでYAMAPを見ると自分が向かうべき道ではなさそうと思われたので来た道を戻る。上りになると途端にしんどい。

そんなこんなで銀閣寺に近づくと素数の話をしながら登る大学生くらいの男の子らとすれ違った。

靴の土を洗うブラシが置いてある


小道をぬけて銀閣寺橋というところに出たので登山はここまで。ちょうど哲学の道に入ったのでそのまま歩くことにした。


哲学の道を離れたところで日がまた差してきた。天気雨。


平安神宮と八坂神社に参拝してホテルに戻る。
時間は12時。部屋の前に清掃スタッフのおばちゃんがいる。話しかけるとあと20分程度で終わると言うのでコインランドリーに洗濯しに行くことにする。

コインランドリーに入ると大型と普通サイズの洗濯機が並ぶ。それぞれに書かれた説明書きを読む。大型は洗濯と乾燥を一気にかけられる、普通は洗濯と乾燥は別なので洗濯が終わったら乾燥を起動させないといけない。

昼飯を食べには行きたいが大型を使うほど洗濯物は多くない。普通サイズの方に洗濯物を突っ込んで洗濯をスタートする。20分待機。

洗濯が終わるのを待っている間に入ってきたおばあさんが自分と同じくらいの量を乾燥16分でかけてたので自分も倣うことにした。16分待機。

ほかほかの洗濯物を取り出してバックに詰める。16分でちゃんとすべて乾いた。16分ね、覚えた。

終わるのを座して待つ


もう昼飯を食べている時間もないので帰り道で見かけたパン屋に入る。「ゴルゴンゾーラとくるみ」と「ツナとたまごのサンドイッチ」で迷ったがサンドイッチを購入。これに作り置きのゆで卵とキウイを付けよう。

「おおきに」



ホテルに戻ったら部屋が整えられていた。朝それなりに片付けたつもりだったがプロは違いますね。あとベットの足元に掛かっていたベッドスローを畳んで置いておいたらなくなっていた。回収されたのだろうか。


まずはシャワーを浴びて、着ていたランニングウェアを洗って干す。背負っていたリュックは洗えないのでファブリーズをかけて終了。


昼飯はサンドイッチとゆで卵とキウイ。サンドイッチはキュウリとカラシがアクセントになっていて美味しい。パン自体ももちろん美味しい。


テレビの裏を見たらベットスローカバーが隠されていた。見なかったことにした。さて仕事だ。



会議の合間に夕飯の調達に出た。
何がいいかなぁ野菜とタンパク質がほしいなぁと思っているうちに次の会議の時間になったのでファミマでおでん(だし巻き玉子、ごぼう巻き、ちくわ)を購入して戻る。


夕飯はさきほど買ってきたおでんと冷奴にノンアルビール。おでんには九条ねぎを散らして、冷奴にはおでんに付いてきた柚子胡椒を乗せた。うまい。


河原町まで夜の散歩。

高島屋の食料品売り場で美山牛乳200mlがひとつ残っているのを見つけて即購入。京都のご当地牛乳を飲んでみたいと思っていたものの牧場までは車でないと行けなさそうということで諦めてたので逃す訳にはいかない。ついでに一休堂の京七味も購入。ホテルに戻りがてファミマで2Lペットボトルの水を買い、本日は終了。



京都に来てから函館ほどこまめに記録を付けてない気がする。情報量が多いので処理しきれていないのか、新規性がないので記録するほどでないと判断してるのか。

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