北へ南へ 25日目 京都編 白露
※この記事は2021年時点の情報です。
目覚まし時計のアラームを止める。現在、5時半。ベッドの上で軽くストレッチしてから外着に着替える。
いつも使っているヨガマットは昨夜のうちにケースにしまっている。アレクサと充電コード、まだ開けていない2Lペットボトルをリュックに入れる。冷蔵庫に残ってた豆乳を飲み切る。
残っていた除菌シートで浴室の壁を拭く。ここが一番カビやすい。
忘れ物がないかチェックし、6:10チェックアウト。
京都で過ごした半月は生活感のあるおとぎ話みたいな時間だった。
四条大橋から眺む景色が美しいと感じたのは造形だけの話ではない。場と人、昔と今、その中にぽつんと立っている自分。夕暮れにここで無常を感じた人もいただろうか。そういう感度が高まるのが京都という場なのだと思う。
空港までの高速バスの乗り場をホームページの地図を見ながら探す。案の定、なかなか見つからず、ここか?ここか?の4か所目で当たり。割れ物の入ったスーツケースを二度も倒した。ギリギリにチェックアウトしてたら焦って三度は倒している。早めに出てよかった。
バスが来たので乗り込む。伊丹空港まで約70分。
運賃をICカードで支払うと”京都市内⇨伊丹空港 交通系ICカードで精算済みです。※京都駅八条口到着時、精算係員へお渡しください。”と書かれたカードが渡された。乗車券の販売は京都駅でしているのでそのときにこのカードを係員に渡せばよいとのこと。
京都駅で渡したので空港まで寝る。
伊丹空港着いたので荷物を預ける。出発時刻の30分前にアラームをセットして朝飯にする。”おいしさのイニシアチブは料理ではなく体にある”と誰かが言っていたが、ちょっと豪華なモーニングを選んだ手前、”目にもおいしい”のイニシアチブは料理にあるのではと言いたい。
出発時刻まで時間があるので展望デッキに行ってみる。
アラームが鳴ったので保安検査場に向かう。
保安検査場を通った先には土産物屋や食べ物屋が並ぶ。函館で買ったポッキーがまだひと袋あるので残念ならがおやつは買う余地がない。
搭乗。ここをくぐったら福岡。ドキドキしてきた。
着席して昨日買った「おおやさんはねこ」をリュックから出す。隣の人、離陸前に爆睡してる。
暑い!カラッと暑い!現在の気温は30℃。また南下に伴って季節が逆戻りしたようで面白い。空港からホテルのある博多駅までは電車で二駅9分。
博多口の方にはマルイやKITTEがあるが筑紫口もなかなか大きい。
というか駅が大きい。新幹線の止まる駅ってのは大きいなぁ。
予約していたホテルで荷物を預ける。どこに行くかもとくに決めていなかったので大宰府天満宮に行ってみることにする。電車よりもバスの方が簡単そうなのでバスターミナルから大宰府までバスで移動します。
乗るバスがどれか路線図からは見つけられたかったがキョロキョロしたら「大宰府(梅紋)」と書かれた乗り場を見つけたので到着していたバスにそのまま乗る。
バス博多空港を経由して大宰府までの直通。市営バスかと思ったら高速バスでした。窓際に座ってぽかぽかと眠たい。前の席のおっちゃんが競馬予想してる。車内は静かで寝てしまいそうだ。山も近くて長閑な風景。
太宰府駅前でバスを降りる。
おかえり夏休み。めちゃくちゃ暑い。梅ヶ枝餅屋がひしめき合う参道を通り大宰府天満宮に参拝。何この梅ヶ枝餅の激戦区。25日の梅ヶ枝餅はよもぎ味があるらしい。浅草の仲見世の人形焼だってもうちょっと飛び石な気がする。人出は少なくはないが多くもないという具合。
子どもがよく通る声で「ママのばかー!」とだだこねてる。騒がしいけどいい旅になりそうな予感がする。
参拝の列に並んでいる間、ひっきりなしにドンッ!ドンッ!ドンッ!と太鼓の音が聞こえる。
参道で梅味のソフトクリームの看板が目に入り、店に近づく。梅ヶ枝餅を食べるには暑すぎるのでソフトクリームを食べようと思い、食券機で梅味を探す、探すけど見つからない。
「梅味はやってなくてシャインマスカットなんですよー」とお店のおばちゃん。「梅の代わりにシャインマスカット?」思わず口に出た。八女抹茶味のソフトクリームを購入する。なんかシャクシャクすると思ったらコーンにコーンフレークが詰まってた。
大宰府駅から西鉄に乗り終点の二日市で福岡(天神)行きに乗り換えて春日市駅でJRに乗り換える。
春日市駅で電車を降りてから地図を見たらあのまま天神まで行って歩いて博多駅に行くでもよかったかもしれない。
博多駅に到着。博多口に出る。
コンビニで水500mlを買って一気に飲み干す。目から火が出るような乾きが収まった。
大博通りに出て博多ふ頭方面に進む。
帰りは大博通りを戻る。
祇園町は今朝までいた京都の祇園とはだいぶ違う様子。そういえば博多に来てからパトカーのサイレンをもう二回も聞いた。あと職質しているのも見た。
博多駅前のKITTEに入る。想像はしていたけど丸の内KITTEで見たことのある店も多い。地下階のもつ鍋屋に入って夕飯にする。お腹空いてるというより座りたかった。
夕飯を済ませてホテルに移動する。チェックインしてカードキーを受け取る。エレベーターがカードキータッチしないと起動しないのがいい。お客さんもそこはかとなく行儀がいい。
部屋に入ると清潔感のある普通のビジネスホテルの部屋でとりあえず一安心。京都で買った掃除道具と電球を念のため持ってきたが不要でした。浴室も24時間換気で湿気がたまらないようにドアを開けて置かなくていいのでありがたい。他の部屋の音がまったく聞こえない。これは初かも。
あれこれと部屋を見て回っているとベッドの下が空きがあることに気づいた。内線で段ボールを販売していることを確認してからフロントに移動する。電話口では100と120の2サイズあると言っていたが120サイズしか在庫がなさそうなのでそれを購入。
部屋に戻ってさっそく組み立てたところ高さがあり過ぎてベッドの下に入らなかったので伝票の縦の長さ分を切って入れてみたらベッドの下にぴったり入った。いい感じ。
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