北へ南へ 3日目 函館編 処暑
※この記事は2021年時点の情報です。
備え付けのポットでお湯を沸かしながら函館牛乳をひと口飲む。窓を開けて、昨日買ったマグカップにコーヒーをセットしてお湯を注ぐ。カップからは湯気が立ち込めている。まだ8月やぞ。
ヨガをする。普通にやると壁にぶつかるので動画をいくつか試してみて壁があってもできるものをプレイリスト登録しておくことにしよう。
外着に着替える。靴は、家から履いてきたランニングシューズとスーツケースに入れてきた登山靴の二択。少し考えて今日は安全をとって登山靴で行くことにした。
まだそんなにお腹も空いてないけど朝飯食べるかーと思いながら朝市へ向かう。
さっきまでお腹空いてなかったのに飯屋に入ると腹が鳴る。よくできた仕組みだ。
函館朝市
朝市食堂二番館
外でぼーっとしていたらFind-OutのTシャツを着たおじいさんに話しかけられた。
京都の大学を出て、東京で就職して、故郷の函館に戻り、友人の病院で働いて、今は退職してゴルフ三昧とのこと。
「函館はのんびりしてていいとこですねぇ」
最後に函館ハーフマラソンのバックを自慢してもらった。
昨日今日と函館で過ごして思ったのは、電車の放送、コンビニの店員さん、求人募集の張り紙のコメント等など、語りかけが多い気がする。
都会はシャイ、田舎は親身。これだな。
朝飯も済ませたので駅に向かう。今日は大沼公園でサイクリングする。
乗り換え案内で大沼公園までの電車を調べたら、今の時間、特急ではなく普通電車が一番早く着くようだ。
9時ちょい過ぎ、大沼公園駅に到着。
大沼国定公園
駅を出ると貸自転車ののぼりがすぐに見えた。その店でスポーツタイプの自転車をレンタルした。レンタル代は2000円。
冊子を広げ、丁寧にコースの説明をしてもらう。説明が終わり、説明に使った冊子をくれた。
まずは大沼を一周。時間もあるので二周目は小沼の方まで足を伸ばしてみた。
小沼の方に来ると坂も多く車道を進むことになるがじゅんさい沼もまた絶景。
車に気をつけて大周りすることをオススメしたい。
自転車で走ってる最中、茂みでガサッと音がして、蝶々が肩にあたり、首に何かコッとぶつかり、ぱっと目をあげたら駒ヶ岳神社がみえた。
こんなゴリ押しの虫の知らせある?と思った。
せっかく自転車があるのだから徒歩では行けない場所に行く。
山川牧場
ミルクパーラーでソフトクリームの美味さに疲れが吹っ飛ぶ。
ミートショップでローストビーフは単品で取り扱いがなくビーフカレーを購入。ホテルで夕飯にすると言ったら新聞紙でくるんでくれた。
「よい一日を~」
とうもろこし畑の間を走る。砂利道を自転車で進むのはなかなかハード。牧場のかほりがする。
久保田牧場
うまいっっっ!来てよかった!
食べながらあちこち見ていたらソフトクリームもあることに今さらに気がついた。次の機会への楽しみが増えた。
自転車を返却して電車で函館に戻る。
ホテルに戻る前にコンビニで色々補充。持参したステンレス皿はやめて、紙皿を使うことにした。いちいち洗い物なんかしていられない。
持参した小型炊飯器で玄米を炊く。ちょっと芯があるかな?芯があろうとカレーの美味しさでお釣りがくる。
食事の手を一時中断して、貯めていた洗濯物を持ってコインランドリーに向かう。
ひと回しにかかるのは洗濯機300円、乾燥機200円。高いが洗濯しないわけにもいかない。いい節約術はないかと考える。
乾燥まで終わった衣類をジップロックにしまいながら臭いが衣類に付いているのが若干気になった。
同僚に「本当におしゃれな人は香りに気を使う」と乗せられて購入したサンタマリアノヴェッラのアルメニアペーパーを一枚入れたところいい匂いに上書きされた。