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晩秋の 残り香求め 糺ノ森(ただすのもり)【京都・下鴨神社】

12月になったのに、未だ木々が色づいている、京都市内。

いつもであれば、紅葉目当てに京都が観光客でごった返すのは、11月下旬。

人の流れもいつもなら落ち着いて、程なくやってくる年の瀬に向けて、京都の住人たちが忙しそうに行き来する時期です。

しかし、今年は、夏が異常に長かったのもあり、紅葉でものんびりと眺めようかと京都市内へとやってきました。

京阪電車の京都側の終着駅・出町柳駅から徒歩5分余りの「下鴨神社」

その参道部分が「糺ノ森」(ただすのもり)と呼ばれていて、広さもあって、ある程度人が来ていても、散策するにはいい場所なのです。

今日は、フリーマーケットか何かのイベントを境内でしていたためか、多少人通りは多いようでしたが、散策するのに差し支えるほどではありませんでした。


12月なのに、まだ染まりきっていない木々。
今日はまだ外は暖かく、歩く分には快適でした。

人が通るのをやり過ごしつつ、写真を撮っていました。

以前はもっと木が茂っていて、うっそうとした感じがあったのですが、空も見えるほどになっています。


本殿前の鳥居から

下鴨神社は、平安京ができる前からある神社で、正式には、賀茂御祖神社(かものみおやじんじゃ)という名前です。
京都の地を拓いたと言われる賀茂建角身命(カモ タケツヌミ)と、玉依姫命(タマヨリヒメ)が祀られています。
この地の豪族だった賀茂氏が、氏神として二柱を祀ったのが、この神社の起こりだと言われています。

京都三大祭の1つで、5月に行われる葵祭は、この下鴨神社と、上賀茂神社の祭なのです。

下鴨神社の境内にある反り橋と、御手洗神社(みたらしじんじゃ)
御手洗神社の前にある川で、水みくじをしている人たちが見られます。

木々が黄色く染まるのが、秋ならではの風景で、風情があります。

何度も来ている場所で、私は下鴨神社の雰囲気が好きなのですが、
気が付いたら、一時間余り、散策していました。

京都の東側で紅葉の名所というと、清水寺、東福寺、南禅寺とあります。
こちらはこちらで確かに綺麗な風景は見られます。

ただ、下鴨神社の方が秋の雰囲気を落ち着いて楽しめるので、私はこちらの方が好きなのです。

気分転換に来るには、とてもいい場所だと思っています。


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