帰りの船を待ちつつ 小倉(福岡)を散歩【旅名人?九州一周鉄道旅 3日目-2】
九州新幹線で熊本に上陸してから始まった普通列車の旅。
3日目にして、延岡(宮崎)から宗太郎越えをして、小倉(福岡)に到着しました。
宗太郎越えからの様子はコチラ
では、続きをどうぞ!
小倉(福岡)到着
少々遅延しましたが、昼過ぎに小倉に到着です。
この日、早めに小倉に来たのも、晩には、フェリーで関西に戻る予定だったからです。乗り遅れを防ぐために、小倉で多めに時間を取ることにしたのです。
18時くらいまで、小倉でふらふらすることにしました。
まずは腹ごしらえ「資さんうどん」
中津(大分)で唐揚げを軽く食べたものの、まだお腹が空いていたので、小倉駅から歩いて5分ほどの場所にある「資さんうどん」へ。
13時半だというのに結構な混雑。
何かのイベントの方たちが固まっていましたが…おそらく余所から来た方たちなのでしょう。
北九州も福岡もそうなのですが、うどんが本当に美味しいのです。
北九州でうどんと言えば、資さんうどんが有名です。
出汁がしっかりしていて、やさしい甘みがあって、うどんは柔らかめのふわふわのもの。歯ごたえのあるごぼ天+甘みのきいた肉…最高です!
資さんうどんの存在を知ってから、小倉にやってくる度に、資さんうどんにやって来ています。
更に、最近になって関西にもいくつか店舗ができて、嬉しく思っています。
うどん以外にも、丼・カレー・おでん・かしわめし…などなど色々ありますので、北九州に来た際には、一度行ってみて欲しいお店です。
小倉城へと散歩
うどんを食べてから、歩くこと10分ほど。小倉城に到着です。
小倉城は、戦国時代にすでにありましたが、関ヶ原の戦いの後にこの地に入ってきた細川忠興により整備された城です。
細川忠興は、小倉から中津にかけての豊前国(ぶぜん)を中心に領地を与えられたのです。
実は、先ほどまで私がいた中津城(大分)もまた、細川忠興により整備された城なのです。
更に、今回の旅の始まりに訪れた熊本城もまた、細川氏ゆかりの城。
図らずして、細川氏ゆかりの地巡りみたいになっていました。
小倉の町を貫流する紫川の西岸に建ち、紫川を挟んで東側には、城下町が整備されました。その東岸の町が今の小倉の中心街になります。
小倉が、九州の入口に当たる場所で、かつ、海に近いこともあり、港や街道が江戸時代に整備されます。
この写真に写っている橋は、常盤橋。
長崎街道をはじめ、九州各地への街道の起点となる橋です。
この頃から、小倉は交通の要所として、発展していきます。
今の姿からだと想像しにくいですが、かつては、小倉駅のすぐそばまで海が迫っていたようです。
現在山陽新幹線やJR各線の停車駅である小倉駅は、城下町のすぐ外側にあって、海に面していた場所だったようです。
海を埋め立てて、北側に広げた場所に鉄道が敷かれたのです。
夕陽に照らされ空中散歩 北九州モノレール
小倉城内やまわりをひとしきり見て歩いたのですが、それでも一時間ほど時間に余裕があったので、「旅名人の九州満喫きっぷ」を使って、北九州モノレールで、終点の企救丘(きくがおか)まで往復することに。
今まで何度か乗ったことはあったのですが、小倉の町を、空を飛ぶかのように行くのは、爽快感があります。
ちょうど夕暮れ時なのもあり、町並みも赤く照らされ、しばし風景を愉しみました。
最後の最後に「旅名人の九州満喫きっぷ」を使った、楽しい鉄路の旅でした。
新門司港から関西へ
小倉駅北口 18時半過ぎ
名門大洋フェリーの連絡バスに乗り、新門司港から名門大洋フェリーに乗りこみます。
これで、今回の九州一周旅行は、終了となりました。
大阪発で新門司に向かうのは、何度も乗っていますが、逆向きは新幹線に乗って帰ることも多く、珍しいことでした。
フェリーから降りた時には、妙にふわふわした満足感がありました。
そのくらい、3日間+一晩が充実した旅だったのかと、今にすれば思います。
2024年冬の青春18きっぷのルール変更の話が、先日入ってきましたが…
九州を巡るのであれば、「旅名人の九州満喫きっぷ」なら、2024年10月現在でも気ままな普通列車の旅が楽しめるので、オススメのフリーきっぷです。
しかも、通年で販売されていますので、九州の私鉄も含めて乗りたい方は、是非検討してみてはいかがでしょうか。
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