東海道本線が止まった?! 京都へどう帰る?【青春18きっぷ2022春 #3-2】
三連休で、鎌倉殿の舞台をめぐるのをテーマの1つにしていたのもあり、締めに「三嶋大社」に寄りました。
この日の、それまでの旅の様子はコチラ…
三嶋大社をお参りして、三島駅から18きっぷで京都に引き返そうと思ったら、こんな案内が。
三島駅にて
これを見た瞬間、身体中に緊張が走りました。
東海道線で人身事故があり、富士~静岡間は完全に止まっているとのこと。
15時頃に運転再開見込み…とのことですが、普通列車でこの先に進める保証が全くない状況でした。
通常でも普通列車だと6時間程度は必要な旅程。まともに待ってたら、当日中に京都に戻れる保証はありません。
三連休の末日なのもあり、三島駅の改札前や券売機にちょっとずつ人だかりができ始めていました。
こういう時に大事なのは、
動ける時に即動くこと
新幹線は動いていたため、普通列車がまだ動いている静岡までワープすることに。
もたもたしていると、券売機の行列も長くなるので、すぐに切符を確保。
その切符で改札をくぐりました。
15時 静岡へワープ
15時少し前のこだまに乗車。
静岡で情報を見て、その後の行程を判断することにしました。
20分もすれば、静岡駅に到着です。
在来線の行き先表示に浜松行きの文字が見えたため、すぐに在来線ホームに向かいました。
しかし…
待ってる人でごった返してはいるものの、浜松行きの列車の姿は全くありません。
もう片側にはいつ出るとも分からない、数駅先止まりの列車が占拠しています。
そもそも、静岡駅発の列車は、基本的には少ないです。
少なくとも、熱海や興津などもっと東側の駅が始発の列車がほとんどで、人身事故で足止めを食らっていた列車ばかりです。
ほどなく、浜松行きの列車の表記は消えてしまい、静岡駅に列車が入る度に、アナウンスが流れます。
「島田行き」「当駅止まり」「用宗行き」
浜松から向こうに行ける列車がなかなか来ません。
おそらくは、静岡の手前で滞留した電車をさばくので手一杯だったのでしょう。
15分ほどして、ようやく豊橋(愛知)行きの列車が出るとアナウンスがあったため、それをあてに待っていました。
16時 静岡発 豊橋行き?
ようやく16時少し前になって、列車が静岡駅に現われます。
幸いにして、増結された車両で座席を確保できました。しかし、やっと西へと再スタートを切れるというだけでした。
ぎゅうぎゅう詰めではないものの、長時間止まっていた影響なのか、列車の中には立っている人も、ちらほら見かけます。
ここからしばらくは、特に大きな停車時間もなく、割と順調に進み始めました。
しかし、浜松まであと少しの時点で、アナウンスが…
「浜松止まりに変更となります。」
17時 浜松(静岡)
事故から復旧する時に、このような行き先変更があっても不思議ではありません。
少なくとも、家に近づけるのであれば、何の問題もありません。
浜松駅では、豊橋行きの列車が待っていて、通常ダイヤのものでした。
出発まではしばらく時間がありますが、座席を確保して、おとなしくしてました。
列車は少し遅れて出発。
17時半過ぎにようやく浜名湖を見ることができました。
18時 豊橋(愛知)
豊橋では3分後の米原(滋賀)行きが控えていました。
しかし、引き続きの列車も混雑してることが予想されたため、途中下車することに。
豊橋のご当地グルメ「あんかけスパ」
駅前にある「チャオ」というお店で夕食です。
豊橋で途中下車で、食事となると、だいたいここに行きます。
駅に近くて旨い。
そして、ご当地物で旅をした気になる。
それだけで、選ぶには十分すぎる理由です。
熱々のあんかけスパを頬張り、
この先の旅への英気を養います。
19時 今度こそ家路へ
19時過ぎの米原行き
あと1回乗換で京都にたどり着けます。
この時間ともなると、もう真っ暗で、車窓も楽しめません。
たまったネタをnoteに書いたり、時刻表を見たり、気がついたら眠っていたり…
旅の余韻にひたりつつ、あと3時間余り、電車にゆられるだけです。
名古屋あたりから新幹線で帰ってしまってもいいのですが、やっとのんびりとした旅が戻ってきた、その感じを楽しみたかったのです。
22:22 京都駅に無事到着。
色々あった濃密な1日でした。
【ツイッターやっています】
旅行関係・歴史関係のことをつぶやいています。
よかったらこちらのフォローもどうぞ。
@kazutraveler
【電子書籍出してます】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?