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平安京の北辺より 信長公詣で【船岡山・建勲神社】
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京都市街の北部に、船岡山という小高い丘があります。
ここに、織田信長が祀られている「建勲神社」があります。
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この船岡山の近くに、信長の葬儀が行われた大徳寺があり、大徳寺の塔頭(たっちゅう)の1つである総見院に元からお墓がありました。
明治時代になって、織田信長に対して「建勲」の称号が与えられ、それが船岡山に神社が建てられたのです。
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境内を行くと、桶狭間の戦いの前に演じたと言われる「敦盛」の有名な一節が刻まれた石碑があります。
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本殿の前にある拝殿には、信長の臣下の肖像画が額に挙げられています。
拝殿に飾られる三十六功臣の面々は、年ごとに変わるようです。
今年の面々の中では前田利家は有名ですが、佐々成政・平手汎秀・藤川藤孝・稲葉一鉄・氏家卜前・蒲生氏郷・佐久間盛政…など、戦国時代が好きな方なら聞き覚えのある渋い所をつく選択でした。
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この船岡山は、平安京が建てられた際に、北の基準点とされた山でもあります。この山から南に真っ直ぐ、大内裏や朱雀大路が伸びていました。
ただ、平安京の西側は湿地帯が多かったのもあり、街の重心は東側に移っていきました。実際、御所もまた室町時代には、東へと移り、今の場所になったのです。
建勲神社も含め、船岡山をめぐるだけなら、さほど時間はかかりません。
ただ、市内を眺めるにもいい場所だと思います。
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地下鉄・北大路駅にあるバスターミナルから、青のりばから出ている204・205系統で金閣寺に向かうバスが出ています。
そのバスに乗って「大徳寺」「建勲神社」「船岡山」のバス停で降りれば、信長詣でができます。
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