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日豊本線の難所・宗太郎越えから中津・小倉へ【旅名人?九州一周鉄道旅 3日目-1】
前日は、鹿児島から延岡へと移動してきて、そこからバスで高千穂までの小旅行を楽しんできました。
その時の様子はこちら。
日豊本線の旅
高千穂への旅
「旅名人の九州満喫きっぷ」の旅も3日目
この日の目的地は小倉(福岡)
日豊本線の残りの区間を北上していきます。
6:10 延岡(宮崎)発 早朝の普通列車?
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佐伯(大分)行きの普通列車に乗るために、延岡駅にやってきました。
ご覧のとおり、まだまだ周りは暗いです。
目当ての列車は6:10発。
ここから次のターミナル駅の佐伯への普通列車は、極端に本数が少なく、この便を逃すと、次の普通列車は最終便の夜の一本のみ。
この区間は「宗太郎越え」と呼ばれ、青春18きっぷなど、普通列車の旅では有名な難所の1つです。
「旅名人の九州満喫きっぷ」も、普通列車でしか使えない切符である以上、この列車は何が何でも乗り遅れるわけにはいきません。
それもあって、ホテルは延岡駅の真ん前のホテルで取っておきました。
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ホームには、この時間にもかかわらず、延岡駅で列車を待つ人は意外に結構人がいました。
入線してきたのは、特急ソニックなどに使われる特急車両ですが、あくまで、佐伯までは普通列車として運行される、凄くありがたい列車なのです。
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もちろん中は、このように、快適そうな座席が並んでいます。
延岡から1時間ほど、眠気は覚えつつも、天国のような旅になります。
青春18きっぷの難所「宗太郎越え」
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延岡から北を見ると、幾重にも山々が連なっています。
ひたすら1時間、山の中を進みます。
薄暗い森の中を抜けていきます。
宮崎・大分県境にある宗太郎駅
ほぼ、延岡と佐伯の中間点になります。
ご覧のとおり、特に何かある訳ではないです。
その中で、宗太郎駅で降りる人が3人ほど。
おそらく、逆向きの列車で、延岡へと戻るのかとは思いますが…
何もない駅とは言え、「難所」と呼ばれている駅に来ると、嬉しさを覚えます。
ここから更に30分ほど、山の中を列車は進んでいきます。
7:19 佐伯(大分)着
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しばしの「特急」の旅はここまで。佐伯駅に、無事到着しました。
先ほど乗って来た列車は、佐伯発大分行きの特急として、先に出発。
後続の普通列車を30分ほど待つことに。
残念ながら、城も駅から遠く、特にすることもなく、手持無沙汰にしていました。
ほどなくしてやってきた普通列車に、乗りこみ、大分へと向かいます。
9:14 大分発
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佐伯から1時間余りで大分に。
半年ぶりの大分駅に到着です。
今回は乗継のみで、中津(大分)行きの列車でさっさと北上します。
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別府への道中、進行方向右側に海も見えます。
大分から北の日豊本線は、よく知られた町もいくつかある区間です。
まず最初にくるのは、温泉地・別府
この半年余り前の時に、別府を満喫しましたが、今回はパス。
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宇佐八幡宮で知られる宇佐駅
駅名標のマークがUSAぽいデザインになっています。
宇佐八幡宮は一度行ってみたい場所なのですが、今回は、小倉での時間を作りたいため、通過です。
10:42 中津(大分)着 途中下車
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延岡を出てから4時間半かけて、中津に到着です。
ここまででも十分長旅をしてきた感じもします。
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中津で降りた目的の1つは、中津城
黒田が建てた城として有名で、関ヶ原の戦いの後には細川忠興がこの地に入ることになりました。細川氏も後に熊本に移ってからは、譜代の大名が代わって入るようになります。
城の曲輪の並びが特徴的で、川に沿うようにして、扇形に見えるように建っています。
城の建物自体は、中津出身の福沢諭吉の言もあって、明治直後の廃城令で壊されてしまいました。そのため、現状建っている建物は、昭和になってから再建されたものです。
それでも、雰囲気を感じさせる造りになっていて、個人的には面白いと感じた城でした。
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もう1つのお目当ては「唐揚げ」
中津の唐揚げは有名で、ちょっとつまんでみようと思っていました。
中津駅から中津城へと向かう道すがらで見つけたお店が「からいち」
これは後で調べて分かったのですが、結構有名なお店だったらしく、後で驚いたくらいです。
柔らかくて、味がしっかりしていて、思わずビールが欲しくなる味でした。
鶏かわの唐揚げも売っていたので、これは、この晩のおつまみとしてキープ
物凄く楽しみにしていたのを今でも思い出します。
12:13 中津(大分)発 小倉(福岡)へ
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中津駅を出てすぐ川を渡ります。
中津城があったあたりを眺めつつ、小倉へと向かいます。
実は、中津駅を出た時点で、前後の特急の遅延の情報も出ていました。
そのため、小倉には、少し遅れての到着となりました。
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13時半頃、小倉駅に到着
夕方までの空き時間、小倉を楽しむことにしました。
続く
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