自由度の高い九州旅行にもってこいのフリーきっぷ「旅名人の九州満喫きっぷ」
2024年冬の「青春18きっぷ」のルール変更に伴い、各地域で販売されている他のフリーきっぷで巡るのもいいのではないだろうか、ということで、先日noteで記事を書きました。
その中でも、JR九州で発売されている、「旅名人の九州満喫きっぷ」は、その中でも自由度の高い一枚で、オススメしたいものです。
「旅名人の九州満喫きっぷ」のルール
「旅名人の九州満喫きっぷ」の主なルールは以下の通りです。
九州内のJR全線(新幹線除く)＆私鉄全線が乗り放題！
JR九州に関しては普通列車のみ使用可能！
3か月間のうち任意の3日間有効 3人で同一行程巡るのも可能！
料金 11000円
JR九州のみどりの券売機でも購入可能！
2024年の改定前の「青春18きっぷ」に比較的近いルールで、基本は普通列車の旅とはなりますが、九州の(新幹線・JRの特急を除く)鉄道という鉄道は全て乗ることができます。
例えばこんな路線に乗れます
JR以外で、私が実際に乗ったことのある鉄道会社を一部紹介したいと思います。
肥薩おれんじ鉄道
旧鹿児島本線から分離された八代(熊本)～川内(鹿児島)間を行く、肥薩おれんじ鉄道。青春18きっぷでは乗れない区間のため、以前でも18きっぷの代用するのにオススメでした。夕暮れ時の東シナ海が綺麗で、一度乗ってみて欲しい路線になります。
松浦鉄道
JRの旧松浦線だった有田～佐世保の区間を行く、松浦鉄道。
日本本土では最西端の駅である「たびら平戸口駅」があるのも、こちらの鉄道です。
西日本鉄道(西鉄)
九州の私鉄の雄・西日本鉄道(西鉄)。天神(福岡)を起点とする本線には、久留米・柳川・大牟田といった福岡を代表する町が並んでいますし、太宰府への足としても便利です。
実は、大牟田近くの三池港から島原半島への船も出ています。船は別料金ですが、島原に上陸してからは、島原鉄道の旅…なんてことも「旅名人の九州満喫きっぷ」ならできます。
福岡市営地下鉄
福岡市内を縦横に走る福岡市営地下鉄。
福岡空港・博多駅・天神といった交通の要所はもちろん、カバーしています。
姪浜駅から繋がる筑肥線に乗る際にも、これ一枚でいけます！
「旅名人の九州満喫きっぷ」では、福岡市営地下鉄以外でも、
熊本市電・長崎市電・鹿児島市電・北九州モノレールといった市内交通も対象に含まれています！
「旅名人の九州満喫きっぷ」使用例
2023年に「旅名人の九州満喫きっぷ」を使って、九州一周をしました。
3日連続の旅程でしたが、新幹線で熊本から入って
1日目 熊本～鹿児島中央
2日目 鹿児島中央～延岡・高千穂(宮崎)
3日目 延岡～小倉(福岡)
…と巡ってフェリーで関西に帰ってきました。
その内容を「旅名人？九州一周鉄道旅行」と題して、旅行記をまとめていますので、よろしければ、こちらもどうぞ。
1日目 熊本～鹿児島中央
熊本城
熊本～鹿児島中央 (肥薩おれんじ鉄道)
2日目 鹿児島中央～延岡・高千穂(宮崎)
鹿児島中央～延岡(日豊本線)
延岡～高千穂
3日目 延岡～小倉(福岡)
延岡～小倉(宗太郎越え・日豊本線)
小倉散策
最後に「旅名人の九州満喫きっぷ」の利点は…
任意の３日間が対象で日程の自由度が高い
西鉄・肥薩おれんじ鉄道・松浦鉄道といった、長距離の路線も乗り放題
遠出したあとの市内観光にも使える
…と、自在な旅行が叶うため、1日あたり3600円余りでも、お得感の大きい切符だと私は考えています。
「旅名人」と題しているだけあって、鉄道で九州を楽しみ尽くすにはもってこいだと思います。
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