JR西日本のMaasアプリ「tabiwa」が北陸にも進出している件
今年の夏、JR西日本の出していた「サイコロきっぷ」で、倉敷を旅行した際に、JR西日本のアプリの「setowa」のフリーきっぷを使っていました。
その時の旅行の様子はコチラ
この時は岡山を拠点に、井原鉄道・福山・鞆の浦・尾道に、児島…と、縦横無尽に列車を乗り倒してきました。
この時点でも、広島・山口・四国方面のフリーきっぷや、現地のアクティビティの予約など、面白そうな題材は見られた状況でした。
また、この「setowa」を今後も使うかもしれないな…と思っていました。
瀬戸内だけでなく北陸も
11月になってから、その「setowa」が進化して、「tabiwa」というアプリになっていました。
「setowa」は瀬戸内方面の旅行情報を扱っていたのですが、「tabiwa」になってから、北陸方面の情報も扱うようになっていたのです。
JR西日本は「WESTER」という運行情報を扱うアプリもあるのですが、現地情報や現地での旅行手配に特化したMaasアプリとして、「tabiwa」を位置づけているのではないのかな、と思います。
もっとも11/17現在、北陸三県の現地情報は徐々に出てきていますが、北陸方面を巡れるフリーチケットの発売まではされていません。ただ、JR西日本のフリーきっぷの情報を見る限り、「tabiwa」を通して発売される見込みです。(11/18発売開始予定)
北陸方面のフリーパスも充実する？
各県ごとで使えるフリーきっぷが用意されている模様です。
現地をじっくり2日間ほどゆっくり巡れるフリーきっぷが中心で、各県をじっくり巡るには使いやすいものが揃っている印象でした。
今後の変化も含めて、楽しみにしている切符の１つが、「北陸おでかけtabiwaパス」というもの。
有効期限が1日で、土休日限定すが、(旧)北陸本線の区間で言えば、敦賀(福井)～直江津(新潟)と、そこに接続するローカル線はだいたいカバーできるフリーきっぷになります。
値段は、大人2450円、子ども980円という値段です。
青春18きっぷの1日分の料金とほぼ変わらないと考えると、お得度は高い切符です。また、特急券さえ買えば、敦賀～金沢間をサンダーバード・しらさぎに乗ることもできます。
そう考えると、多少旅程も楽に感じます。
注目している理由は3つあります。
北陸のパス手配が断然楽になった
北陸方面の18きっぷの代替手段として使える
北陸新幹線延伸後の鉄道旅に使える…かも？
少しずつ解説していきます。
1.北陸のパス手配が楽になる
最初の手配に関しては…以前から北陸方面の旧JR在来線のほぼ全線が乗り放題の「北陸おでかけパス」というものはありました。
しかし、以前は手配がかなり面倒で、e5489で手配ができるようになるまでは、北陸方面のみどりの窓口や電話で手配をしないといけませんでした。
オンラインで手配できるようになった現在でも、北陸のJRの駅で切符を受け取らないといけないので、面倒な切符でした。
それが、アプリで処理できるとなれば、敦賀からアプリを使い始めればいいだけですから、関西発でもわざわざ改札外に出る手間がなくなるのでは？と思っているのです。
サンダーバードでの乗り越しが許されるのか？という問題はありますが。
2.青春18きっぷの代替で使える
普通列車の旅の代名詞の「青春18きっぷ」を使った旅で、北陸方面は「鬼門」でした。何せ、金沢～直江津間がJRではなくなったため、乗り通すことが不可能となったためです。
その18きっぷの代替手段として使えるのではないのか？と考えているのです。今まで金沢から直江津までまともに料金を払って行けば、3780円かかると思えば、お得だと思います。
3.北陸新幹線延伸後の鉄道旅に使える…かも？
2024年に敦賀まで北陸新幹線が延伸となります。
そうなると、(旧)北陸本線や接続するローカル線の旅もやりにくくなるのでは？と危惧していました。
もっとも、各県ごとのフリーきっぷも出るので、そちらを使った方がじっくり巡れるとは思います。おそらく北陸で宿泊する人にとっては、県ごとのフリーきっぷの方が使いやすいとは思います。
ただ、周遊旅をする人にとっては、この「北陸おでかけtabiwaパス」が今後どのようになるのか、というのは楽しみな要素でもあります。
そこは長い目で見るにしても、「tabiwa」で北陸のローカル線の旅も、意外にやりやすくなるのでは？と考えています。
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