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新年の東北を行く 24-25冬の新・青春18きっぷの旅 まとめ

東北に向かった冬の新・青春18きっぷの旅
この年末年始の旅は、「雪を見たい」と思って北へとやってきました。

連続3日間の青春18きっぷを手に、仙台から東へ西へふらふらとしつつ、盛岡まで向かいました。

その4日間の旅を記事でまとめてきましたが、その内容を振り返っていきます。


0日目 仙台を拠点にスタート

新年の青春18きっぷの旅のスタートは仙台から。

「雪を見る」と言いつつも快晴の仙台。
これから始まる普通列車の旅に備え、この日は青春18きっぷを使うこともなく、ホテルにのんびりしていました。

今回泊まった部屋が、鉄道ファンにとっては、とても嬉しい部屋だっただけに、気分の良い旅の始まりでした。


1日目 三陸の海から雪の日本海へと

柳津駅(宮城):気仙沼線とBRTとの乗換駅

青春18きっぷ1日目は、距離を乗る日。
ハウンドドッグの「フォルティシモ」の発車メロディとともに、仙台を出発します。


気仙沼(宮城)の美しき海へ

大谷海岸(宮城)

仙台から向かったのは、気仙沼線のBRTに乗るのも兼ねて太平洋側へと。

仙台から、小牛田(こごた)・前谷地(まえやち)・柳津(やないづ)と細かく乗りついでやってきたのが、大谷海岸(宮城)

大谷海岸の景色がいいと聞いて、やってきたのですが、冬の海とは思えないほどの綺麗な青い海でした。
波打ち際までザブザブ行って、海の景色を十分に楽しんできました。


気仙沼発⇒秋田行 東北横断の旅

北上駅(岩手)近くの北上川 雪がわずかに残っていました。
横手駅(秋田):豪雪地帯だけあって、しっかりと雪が積もっています

気仙沼(宮城)にたどり着いてからは、西へ西へと秋田へと進んでいきます。

どうしても乗継待ちの時間が発生する旅程だったのもあって、途中、一ノ関(岩手)の武家屋敷や、北上(岩手)近くの北上川河畔を見に行くなど、ノンビリした旅でした。

北上からは、次第に、雪深い日本海側へと進んでいきました。


2日目 雪国満喫 秋田周遊

予定では、2日目は、弘前(青森)まで向かって、弘南鉄道に乗る予定でした。

記録的な大雪により弘前まで行けないことを、秋田で知り、大きな旅程変更に迫られることになってしまいました。


男鹿線と秋田市内とを散策

新雪が積もっている 男鹿駅(秋田) 

この日は、元より雪国を満喫する予定でした。

ルートは完全に決まっていないものの、秋田駅から朝一番に男鹿まで向かうことは決めていました。

新雪の大地を歩むのを楽しみ、雪景色にみとれ、気が付いたら列車に乗り遅れるというおまけつき。

結果的に、男鹿の海と雪の風景と、その後に、秋田市内を散策できる時間ができたのは、良かったのかと思います。


角館(秋田) 水墨画の世界

角館(秋田) 武家屋敷通り

冬の角館(秋田)
武家屋敷の黒と雪の白
水墨画の世界に入り込んだかの風景。

秋田から盛岡へと最短ルートになる田沢湖線に乗ってやってきました。

大雪のリスク対策で、このルートを取ったのもありますが、旅程変更の結果として、絶対に見たいと思っていた雪の角館をついに見ることができました。

雪国の旅のクライマックスで、角館にやって来られたのは、本当に幸せでした。


3日目 盛岡から関西へ

盛岡:開運橋と北上川

盛岡で泊まったホテルから、北上川が見えます。

盛岡から半日で軽く乗りに行ける場所も特になく、2日間で元を取れるくらい乗ったのもあり、この日の午前中は盛岡市内でノンビリ過ごすことに。

冬のみちのくの余韻に浸りつつ、しばし盛岡を楽しむことになりました。


新・18きっぷを使ってみて

青春18きっぷが、連続旅程になったために、旅が難しくなったという印象でした。
今回の旅では、最初から元が取れればいいやくらいに思って旅をしていたのもあったので損をした感じはありませんでしたが、旅程変更を迫られたのもあって、精神的には余裕がない感じでした。

今後、旅程があえば使うかも知れませんが、飛び石で使えることの価値が非常に高かったのを痛感した次第でした。


記録的な大雪で、弘前に行けなかったこと自体は残念でしたし、現地の方たちにとっては大変だったのは理解しています。

今回、復路を花巻発ではなく青森発にする可能性もありましたし、場合によっては弘前に入る旅程を組んでいた可能性もあっただけに、運よく帰って来られたなと後になって思った部分もあります。

無事にいられる限りにおいては、雪の世界はとても素晴らしかったと感じましたが、それはそれとして、自然の恐ろしさを感じた旅でもありました。

私にとって、雪は非日常。
それを十分に堪能した旅でした。


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