
小倉発 広島へ ローカル線を満喫 岩徳線経由の旅 【青春18きっぷ 2022年春 #5】
前日の晩に、大阪を出て、フェリーで北九州に向かっていました。
日曜日に広島で用事があるのですが、どうせなら、名門大洋フェリーの新船「フェリーふくおか」に乗りつつ、18きっぷの旅をこなそうと思ったのです。
大阪→新門司港のフェリーの様子は、こちらをご覧ください。
10:11 小倉(福岡)発の 待ち時間に…

小倉駅に着いたのが9時半頃。
目的の列車まで40分ほどあるため、一目小倉城を見ることに。
小倉駅から10分ほどの場所なので、一目見るだけなら十分な時間でした。
もう1週間早ければ、桜の盛りの頃に見られたのでしょうが、城も十分に優美でした。

5分前にはホームに到着。
本州に再上陸します。
10:30 下関(山口)発 山陽本線へ

ここからが長い山陽本線の旅の始まりです。
下関発 岩国行き、山口県を西から東へと駆け抜ける列車です。

前半はひたすら、なだらかな台地を進み、日の光の心地良さもあって、ほどよく眠くなってきます。
11:37 新山口停車

下関から1時間ほどで新山口に着きはしますが、ここで30分ほど停車。
別に事故があったとか、そういうことではなく、ダイヤ上、予定されている停車です
先に進みたい身としては、さっさと進んでほしい所ですが、車内で大人しくしていました。

12時半頃、防府を過ぎたあたりから、山陽本線は海沿いを走ります。海ギリギリを行くところもあり、しばらくは目に楽しい区間が続きます。
12:51 徳山(山口)到着

小倉から3時間弱かけて、徳山に到着です。
(うち30分が新山口停車)
このまま乗っていても、岩国までは行けるのですが、今回は目当てがあるので途中下車します。

山口県が輩出した錚々たる面々と、山陽本線の名所とが描かれた看板が出ています。
防府や柳井は行ってみたいとは思っていたのですが、今回はお預けです。

駅構内のうどん屋で、遅めの昼ご飯。
軽く食べたいだけだったので、親子丼とうどんのセット(650円)で十分です。
徳山は昔からある町ですので、駅の北側には昔ながらの店があります。心引かれた店もあったのですが、次寄るときにでも。
13:44 徳山発 岩徳線へ

徳山~岩国の間は在来線が2本走っていきます。普通は右の海沿いを行く山陽本線を通ることが多いです。
しかし、岩国まで山中を突っ切る短絡するローカル線もあって、それが左の岩徳線です。
こちらでも1時間ほどの旅程なので、今回はこちらに乗ります。

山口県内でお馴染みのオレンジ色の列車で東へと向かいます。
岩徳線


基本的には山中の、旧山陽道沿いを行く路線になります。山あいの道路と絡むかのように線路が続いています。


岩徳線は、1~2時間に1本程度あるローカル線なのですが、割と立派な駅舎があって、ホームの長さもあります。
元々、岩徳線が海沿いの山陽本線の代替線で計画されたのもあって、設備もきっちりと整備されたという事情があります。
ただ、山あいの路線のため、複線化や電化といった拡張がしづらかったのもあり、のんびりとした地方の路線に今はなっています。

川西駅を過ぎると、錦川と岩国城が北側に見えます。
この角度だと錦帯橋は見えない場所です。
それでも、この風景は岩国に寄ってくれと言わんばかりの見事なものです。
ここまで来れば、岩国駅まであと少しです。
15:05 岩国(山口)着

徳山から1時間余りで岩国に到着です。
ここからなら、広島まで1本なのですが、あの錦川の風景を見た後であれば、やはり錦帯橋まで行きたくなります。

岩国駅からバスで15分ほどかけて、錦帯橋にやってきました。
桜には若干遅かったものの、やはり見とれる風景です。

向こうの山に岩国城が小さく見えます。

錦帯橋をこうして見ることができただけでも、来たかいがあったと感じています。
次回はゆっくりと時間をかけて来たい場所です。
17:20 岩国発 広島へ

岩国からなら、広島まで1時間弱の距離。
この赤い列車に乗ればすぐです。


海沿いを走り、宮島口からは市電と並走したりと、所々でいい車窓が見られる区間だけに、最後まで楽しめた旅でした。

18:14 広島駅に無事到着です
あと1週間早かったら、桜はもっと見事でしたでしょうし、広島~徳山・防府だけでまた見てみたいと思える旅でした。
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