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函館周辺も巡るのなら とても割安な「はこだて旅するパスポート」がオススメ 【2024秋 どうなん遠征記】
今回の函館・道南の旅行で活躍したフリーきっぷが、「はこだて旅するパスポート」
正直、使い倒したと言ってもいいぐらい、使いました。
今まで色々なフリーきっぷを使ってきましたが、はこだて旅するパスポートは、かなりお得な部類に入るフリーきっぷでした。
このパスを使って、2日目は函館市内を巡っていましたが、その際の交通費は実質無料になるくらいでした。
この記事では、はこだて旅するパスポートが、どんなフリーきっぷなのか、その紹介をしていきたいと思います。
「はこだて旅するパスポート」とは?
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「はこだて旅するパスポート」は、函館を拠点に、道南を鉄道で巡るにはもってこいのフリーきっぷ。
長万部以南のJR北海道の主要駅のみどりの窓口・指定席券売機で購入できます。
例えば、函館・五稜郭、特急停車駅だと大沼公園・森、北海道新幹線の木古内・新函館北斗などで購入できます。
お値段は以下の通りになっています。(2024年11月現在)
1日券 2690円
2日券 3650円
当日でも購入可能です。
この時の旅行では、出発する日の朝イチに函館駅で購入しました。
フリー区間の対象となっているのは以下の4社です。
道南いさりび鉄道 (函館~木古内)
JR函館本線 (函館~森)
函館市電 (全線)
函館バス (函館・北斗・七飯・鹿部・森・木古内の全線)
対象となっているそれぞれの路線について、紹介したいと思います。
フリー区間でできること
道南いさりび鉄道 (函館~木古内)
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函館から津軽海峡沿いに木古内まで向かう、道南いさりび鉄道。
沿線から函館山が見える区間があり、津軽海峡の景色を存分に味わいたい方は、おすすめの路線です。
私の場合は、木古内のみそぎ浜から景色を眺めに行きたくて、使いました。
その時の様子はこちら
JR函館本線 (函館~森)
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函館から北へ旭川まで向かう路線ですが、「はこだて旅するパスポート」の通用区間は、森駅まで。
新幹線の新函館北斗駅もこの区間に入っています。
オススメなのは、大沼公園。
駒ヶ岳を背景に、自然豊かな湖畔の風景を味わえます。
また、森駅まで足を伸ばせば、ご覧のように噴火湾や駒ヶ岳も見られます。
特急券を別で購入すれば、特急北斗にも乗車できます。
今回は、1日目の午後に、函館本線を巡っていました。
その様子はコチラ…
函館市電 (全線)
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函館市内を東西に走る、函館市電。
函館山の麓に広がる港町の雰囲気を味わえる市街地
幕末の歴史をしのべる五稜郭公園
函館の有名な温泉地・湯の川
函館市内の有名どころを巡ることができます。
JRの函館駅前も、もちろん通っていますので、函館本線や道南いさりび鉄道への小旅行の後に、函館をぶらりと巡るにも使いやすいかと思います。
今回の旅では、2日目に函館市街を東西自在に巡る際に重宝しました。
その時の様子はコチラ…
函館バス (函館・北斗・七飯・鹿部・森・木古内の全線)
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道南に広く路線網のある函館バス
函館市内はもちろん、JR函館本線や道南いさりび鉄道の駅から一部区間ですが函館バスに乗ることもできます。
また、函館駅前から函館山へと登る「函館登山バス」も対象になります。
今回の旅では、函館山ロープウェーが定期検査で運休だったため、この景色を見るために、函館登山バスに乗りました。
片道500円とお値段がする区間だっただけに、意外な所で役に立って、物凄く驚きました。
もっとも、函館登山バスは、通常そこまで本数が多くはないので、運行状況には注意が必要です。
また、函館トラピスチヌ修道院に行きたい方、あるいは帰りが函館空港から飛ぶ予定の方も、函館バスの路線バスであれば対象となるため、旅程によってはちょっとお得感があるかも知れません。
どれくらいお得なの?
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函館駅からJR函館本線・道南いさりび鉄道を往復した場合の運賃は以下の通りです。
JR函館本線 (函館~森) 2260円
道南いさりび鉄道(函館~木古内) 2340円
函館市電と函館バスの1日乗車券が以下の通りです。
函館市電1日乗車券 600円
市電・函館バス1日乗車券 1400円 (スマホ版のみ)
「函館たびするパスポート」のお値段は、先にも紹介しましたが、以下の通りです。
1日券 2690円
2日券 3650円
1日券だとすると、函館本線か道南いさりび鉄道沿線どちらかを、途中下車しつつ巡って、函館登山バスで函館山に登るのであれば十分元が取れます。
また、2日券だとしても、上記の旅程に加えて、翌日函館市電であちこち巡るだけでも十分元が取れるものです。
特に、今回の私の旅程だと函館本線・道南いさりび鉄道の両方とも乗っています。
細かい計算はしていませんが、もし2日間全て普通運賃で乗っていたら、運賃だけで6000円はゆうに超える旅程だったため、4割引きから半額くらいで道南を満喫したことになります。
北海道新幹線は使えないものの、函館から足を伸ばして、鉄道に乗る予定の方であれば、かなりの場合でお得になるかと思います。
函館+αで道南を訪れる方は、一度、「はこだて旅するパスポート」を使うのを検討してみてはいかがでしょうか。
※商品・価格は2024年11月現在のものです。
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