海の京都へ 丹鉄で巡る丹後の旅【2022-23冬 青春18きっぷの旅 #1】
2022年冬の18きっぷの旅の1回目は、数年前から何度も訪れている京都府北部の丹後方面です。
18きっぷを使い倒さない京都丹後の旅
…と言っても、京都でも日本海に近い、丹後方面にJRはさほど走っていません。青春18きっぷを使ったのは、京都府北部の海近くを走っている京都丹後鉄道(丹鉄)の玄関口となる、福知山まで。
福知山は、明智光秀が城を建てた城下町でした。
また、北近畿の鉄道の要所で、京都・大阪方面と、舞鶴・豊岡・城崎温泉方面とを繋ぐ乗換駅になります。
駅前には、このようにSLが静態保存されています。
京都~福知山で片道2時間程度で、日帰りなら十分元が取れる距離です。
参考までに、今回のスケジュールは以下の通り。
【往路】
京都(7:34)発 園部(8:20)着
園部(8:22)発 福知山(9:48)着
【復路】
福知山(18:02)発 園部(19:13)着
園部(19:26)発 円町(20:00)着
※円町で夕食を取り京都駅へ、円町~京都駅は10分程度
ちょっと遠めの日帰りできる距離に行き、現地を楽しむのも18きっぷの有効な使い方の1つ。
今回は、福知山駅から丹鉄の旅となりました。
10:13 福知山駅発 快速 大江山
丹鉄の快速列車「大江山」で、宮津まで移動です。
この福知山~宮津の区間は、平安時代の源頼光による酒呑童子退治の伝説のある大江山の麓を通ります。
それもあって、快速列車の名前にその名前が付けられています。
快速…なのですが、途中で列車の行き違いもあり、ペーストしてはのんびりしたもの。小一時間ほどのんびりと山中を縫って列車は走っていきます。
11:04 宮津駅 114km Cafe「丹鉄珈琲」
丹鉄の宮福線から、舞鶴方面や天橋立方面への乗換駅となる宮津駅
この宮津駅は、鉄道ファンの中で少し話題になった駅です。
「114km Cafe」
クラウドファンディングで、宮津駅の駅構内に造られたカフェです。
乗換待ちの間に頼んでみたのが、「舞鶴」
他には、天橋立・福知山…など沿線の地名にちなんだ名前が付けられています。
一杯ずつ丁寧にいれてくれて、スッキリした飲み味。
変な苦みもなく、飲みやすいものでした。
今回はギリギリ列車に乗れましたが、どうしても一杯ずついれるだけに、ちょっと時間に余裕は欲しい所です。
11:15 宮津発 西舞鶴行き 奈具海岸・由良川
宮津から東へ、西舞鶴に向かう途中、切り立った海岸を抜けていきます。
栗田(くんだ)駅から丹後由良の間の「奈具海岸」
並行して道路も通っていますが、急カーブの続く難所です。
道路から更に一段高い所から見える丹後の海は、格別です。
奈具海岸を抜けると、丹後由良駅
ここからが、丹鉄のもう1つの見どころになります。
丹後由良の駅を出るとほどなく「由良川」
由良川の河口部分にかかった由良川鉄橋を丹鉄の列車は進んでいきます。
丹鉄の車両の窓には、上の写真のようなロゴが入っているため、これはこれで、とてもいい絵になります。
栗田から由良川橋梁までは、丹鉄でもオススメの区間になります。
13:14 西舞鶴発 丹後あかまつ乗車
西舞鶴で食事を取った後は、丹鉄の観光列車「丹後あかまつ」に乗車です。
「丹後あかまつ」は、事前予約制(550円)で、西舞鶴~天橋立間を週末に2往復しています。ちょうど、さきほど宮津から通ってきた、見事な丹後の海や、由良川をのんびりと楽しめる列車になっています。
車内には、売店もあり、沿線で作られている地ビール・ソフトドリンクや、宮津駅で紹介した「丹鉄珈琲」も楽しめる列車になっています。
14時~16時頃 天橋立めぐり
丹鉄でも一番有名な観光地は、日本三景の1つの「天橋立」
やっぱり、丹後まで来たのであれば、見ておきたい所です。
駅近くで自転車を借りて、天橋立を渡った対岸にある、丹後の一宮「籠神社」までお参りに行き、帰り道は砂浜にちょろちょろと寄りながら2時間くらい巡ってきました。
天橋立を渡りきるのに、徒歩なら1時間くらいかかる所を、自転車なら真っ直ぐ向かえば15分くらい。
自転車が2時間で500円程度で借りられるので、天気が良ければ自転車で巡るのはオススメです。
16:49 天橋立発 「丹後の海」
天橋立を堪能して日も暮れてきたので、特急「たんごリレー」に乗って、福知山に向かうことに。
やってきたのが、濃紺の「丹後の海」車両。
しばしの間、特急での旅です。
列車に乗る前に駅で買い込んだ、地ビールを片手に、18きっぷの旅らしからぬ優雅な時間でした。
福知山から2時間かけて京都へ
福知山からは、再び普通列車の旅。
2時間かかるとは言っても、車内はさほど混むこともなく、快適な時間でした。
片道2時間くらいであれば、現地での時間も取りやすいのもあり、18きっぷの旅でも、使いやすい距離かと思います。
今回は、現地で別途で運賃を支払いましたが、天橋立~舞鶴にかけての丹後の海は、是非見て欲しいと思う風景が揃っている場所だと思います。
よかったら、丹鉄も巡ってみてはいかがでしょうか。
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