旅で変わることは無いが、変えることはできる。

こんにちは！旅サロンのこーたです。

旅…っていいですよね。

目的もなく、たくさんの街を歩く。そんなことはしなくたっていいのに、足が体を運ぶままに進んでいく。

旅をする理由ってたくさんあると思うんです。

あの街を見たいから。
世界遺産を見たいから。
異文化を経験したいから。
面白い人に出会いたいから。
自分を探したいから。
今ある何かを変えたいから。

人それぞれあると思います。

旅は、旅行と違って一般的には長期的なモノになる事が多いかと思います。そして、明確な目的もなく…もしくは長期の旅をする中で忘れてしまったりする事もあるでしょう。

旅という、日常に感情が擦れていく。
そんな事があるかもしれません。

自分探しにでたのに見つからない。
何かを変えたくて旅にでたのに、現実は変わらない。

そんなことを思う日が来る人もいるでしょう。

僕もそうでした。

オーストラリアに来たら、何かが変わると思ってた。
でも、僕が見てるのは日本と同じ景色だった。

嫌になったこともありました。

でも少し考えてみたんですね。
「なんで、変わらないんだろう？」って。

その答えを今日はお話します。

現実は自分が作る

まずは、僕らが生きている「現実」について考えてみましょう。

僕らが生きてる現実の大前提は、「自分で作っている」という事です。

簡潔にまとめます。

例えば、いじめを受けているという現実があります。
これは捉え方次第で、現実を変える事ができます。

いじめを受けて、「もう僕はダメな人間なんだ」という現実を作るのか、

いじめを受けて、「強い人間になりたい。武道をやってみよう！」という現実を作るのか。

極端な例かもしれませんが、こういう事です。

前者は、何をするにも自信をなくす人生を行くでしょう。

後者は、強い人になるかは分かりませんが、強い人になれる可能性が出てきます。

いじめという現実から、2人の人間は自分次第で、違う現実を作り上げる事が出来るんです。

そんな事が出来るのは、元々強い人間だけだよ！

という声が聞こえてきそうですが、僕はそうは思いません。

ダメになりそうな時でも、挑戦するか・しないかです。

自然と変わる事はない

僕らは現実を自分で作っている話をしました。
逆を言うと、作る事でしか自分の現実は生まれないという事です。

いじめという現実を、どういう現実にしていくのか。それは全て自分次第です。

いじめる側、いじめられる側のどちらが悪いというのは、ここでは論点がズレるので話しませんし、聞かれてもスルーします。

僕らは、自分で作らない限り、望む現実を手に入れる事はできません。

自然と望む現実を手にする事は出来ないんです。

もし、自然と手に入った！と感じるのであれば、一度立ち止まって振り返ってみてください。それなりの事を考え、行動して、直して、行動しているはずです。

「変わる」というのは、受動的なものです。

自然の摂理で変わるモノ、コトはあるでしょう。
しかし、僕ら人間は自分で「変えて」いく必要があるのです。そして、変えていく力を誰しも持っています。

「変える」事が必要

もうここまで話をしたら、僕が言いたい事を理解した方もいるかと思います。

旅に出て、自分が変わらないのは、変えていないからです。

何かを変えたい。
自分を探したい。

だったら、変える何かを見つけて、それを変えるために、行動をするしかありません。自分を見つけたいなら、どんな生き方をしたくて、何が好きなのか、何が嫌いなのか、何をしたいのか、したくないのか、ひとつひとつ考えるしかありません。

「変える」事をしないと変わらないんです。

僕はオーストラリアに来てから、「なんだ！一緒じゃん」と思っていました。

それは、自分は変わると思っていて、変えるとは思っていなかったからです。

変わらなかったのは、変えてなかったからです。

そこに気付いた時、日常に目を向けました。

空が広いな
コーヒーがうまいな
英語話せねぇな

こんな些細な日常に目を向けた時、見てる景色は変わりました。そして、自分が変わらないと、世界は変わらない事を身をもって体験しました。

旅では色々なモノを見て、聴いて、嗅いで、味わって、触って感じると思います。

そのひとつひとつの瞬間に、自分の心に目を向けてみてください。

何を感じた？
何を考えた？
何でここに来た？
誰が作った？
何のために作った？

変わろうとするだけで、感じる事は何十倍にもなります。そして、ふと気付いた時、何かは変わっているし、自分と出会っているでしょう。

変える事でしか、僕らは変わらないんです。

感じる事で、自分は変わる。
変えようとする事で、感じられる。

僕はそう思います。

あなたはなぜ、旅にでますか。

目的はなくて良いと思います。

でも今一度、自分の心に聴いてみてください。

今の自分の心は、叫んでいるかもしれませんよ。

旅サロン こーた

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