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【中国トレラン通信05】PANDA Trail by UTMB®︎ 2020.11.22 vol.03

3.レース当日

こちらの夜明けは7時半頃。外はまだ雨が降り続いている。気温は1桁。
5時に起きて、レース当日のいつもの朝食メニューである「お餅2.5個、味噌汁、オレンジジュース、カステラ1切れ」を摂取。
お餅はいつもは部屋に備え付けのポットに袋ごと入れて2、3回ほど沸騰させて柔らかくしているけど、今回はホテルのキッチンにあるレンジを使わせてもらったのでラッキーだった。

結局ギリギリまで「半袖+アームカバー」か「長袖」のどちらのウエアで行くか悩んだけど、雨と低気温を考慮してに「長袖」を着て行くことにする。
50キロは、1番最後のスタートで日曜日の朝8時スタート。前日からの雨と気温の低下で憂鬱な気分になる。
7時にホテルを出発して歩いて会場へ。
会場には続々とランナーが集まってる。
会場に着くと、雨が小降りになり、さらに気温は低いが体感が思ったよりも寒くなかったので、急遽トップスを長袖から「半袖+アームカバー、ウィンドブレーカー」に着替える。途中で気が変わったらと思って念の為持ってきてて良かった!
着替えを済ませて、預け荷物をゼッケンで区別されたバスに預けて、トイレを済ませてスタート地点へ。

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音楽が流れだし、会場の雰囲気もみんなのテンションも上がる。スタート前はすごい混雑。
BGMのQueenの”We Will Rock You“と共にカウントダウンが始まる。
”五(wu),四(si),三(san),二(er),一(yi),开始(kaishi)〜♪”

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スタートしたら古镇の石畳の上をジグザグに走り抜け、アスファルトロードの山道へ。
緩やかなジグザグな山道をかけて行く。程なくして、トレイルに。
普段農家の人が利用している林道や土道、段々になってる畑の傾斜やその傾斜に造られた岩の不規則な階段を登っていく。
スタートからCP1までの15キロ区間は累積標高1000+越えのアップダウン。
前日から降り続く雨、DPTとMPTのの選手達が駆け抜けた後、林道も土道も泥だらけ。どんどん山の中を進むにつれて、泥沼化。

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シューズの上と底の上下に泥が重なり、シューズは重くなるし、靴底が泥で埋まって滑りまくり。
1つ目の山ではストックを使わない予定だったけど、ストックなしだと登ることが出来ないほどのツルッツル。
足は足首まで泥沼につかり、ストックも泥に埋もれて、まさに田植えの中を走っているのと同じ状況!

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途中で山を抜けて一旦山道のロードに出たりもする。
トレイルの泥の登りでは得意な登りも力を発揮できず、逆にかなりの時間を要してしまいペースが落ちる。
だからロードの登りではできるだけ止まらずに走って登ることを心がける。

1つ目の山を登り切ると今度は同じ累積標高分だけ降る。
この下で先程のタイムロスを挽回すべく止まらず走る。
1つ目の山が終わると最初のエイドCP1に到着。

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ここで女子6位と告げられる。
エイドではジェルだけ摂取して先を急ぐ。エイドをケチる(笑)
2本目の山がお出迎え。こちらもまた急登。12キロでこれまた1000m越え。
またもや泥、泥、泥。
この頃になると、もうシューズの汚れもどうでも良くなり、勢いよく泥や水に入りまくる覚悟が出来てた😂

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こちらも登った分だけ降るコース。
山を降りるとCP2。ここで約半分の距離。
ちょうどお昼時なのでジェル以外に固形物を摂取。水分補給は、雨と寒さで身体が冷えてるため暖かいお湯をもらう。

次は今回の1番ハードなコース。
約4キロで累積標高700越えの急登。標高も1573m。
前半はアスファルトの山道をジグザグに登って行く、途中SP1があるけどここは通り過ぎる。
後半はトレイルでこちらもまた泥んこルート。標高が高くなるにつれて霧が出てきて雨も強くなってくる。
スタートから程なくしてウィンドブレーカーを脱いでいて、この地点で寒さを感じるけど大丈夫そうなので、そのまま「半袖+アームカバー」で先を急ぐ。SP1から頂上までが急登と泥で結構きついルートだった。
やっと頂上に着いたかと思うと、また下る。本当このコースは登っては下りの繰り返し。

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CP3に到着。この時点で女子4位。
残り12キロ。ここでカフェイン入りのShotz カプチーノとVespaを投入して最後のギアチェンジを試みる。
後1人抜けば3位で表彰台だぁ、なんて思いながらひたすら走る。
実は、コロナ渦の中でエントリーしていたレースが中止になったり参加できなかったりで、このレースを今年本命レースの1つにしてたから、頑張って表彰台を目指そうと意気込んでました。😂

最後の4つ目の山。
もし近くに3位の女性がいれば、ここが抜かす最後のポイント。
この山を降りるとゴールまではロードと景区内の走行なので差を縮めることが難しくなる。
かなり頑張って走って男性を抜いて行くけど、全く女性の姿が見えない。「3位はどこだぁ?!」と思いながら「最後まで諦めないよ!」と自分に言い聞かせて走り続ける。本当によく走った。

ゴールが近くに連れて山を降って街が近づいてくる。右手には岷江が流れていて青色が綺麗だった。生憎の雨でもやがかかっていたのが残念。

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最後のエイドを通過して残り2キロ。
都江堰风景区の中に入って観光客の中を駆け抜けて行く。
最後まで前を追って走り続け、いよいよゴールの南橋に。

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観光客の頑張れ〜という応援に感動!テンション上がってスピードも上がる!そして、南橋を通ってゴール。
結局、前を行く女性を捉えることができずに4位でゴール。
どろんこ遊びの過酷な旅が終わった!

結果を見ると1位とは40分、2位と3位とは30分差でした。そりゃぁ、追いつけないわけだわぁ....

今回は、最後まで足が動いたことが次のレースにつながる良い収穫になったし、年代別1位も頂けたし、最後まで諦めずにダラけずに走りきったからやりきった感と達成感があって大満足!ゴールしたら泥んこまみれの自分に笑いしか出なかったw

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来年は、天気の良いコースでリベンジしたいな!

完走賞は、マスコットのパンダの置物と完走T-shirt(長袖)。

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そして、旅レースの楽しみと言えば、ご当地のグルメ。
雨と寒さで冷えた身体を温めるべく、この日のレース後の夕食はホテル近くの蒸し魚料理。これがすごく美味しくてほぼ完食。身体も温まって、タンパク質補給もできて美味しかった!

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4.装備と食事

<レース当日の装備>
・日差し避け付き帽子(NorthFace)
・アームカバー
・ショートスリーブフラッシュドライライトジップアップ(NorthFace)
・フライウェイトレーシングショーツ
・C3fit タイツ
・5本指ソックス injin
・NorthFaceトレイルシューズ ゴアテックス
・AGILE WIND PRINT HOODIE W(Salomon)
・Advanced Skin 8(Salomon)
・Black Diamond ディスタンスカーボン
・泥除けカバー
・ヘッドライト Petzl アクティック 350ルーメン
・手袋 POLARTEC
・ミレーのドライナミック メッシュ(上)
・ファイントラックのドライレイヤーショーツ(下)

<前日の食事>
朝:牛肉面、菜包、豆乳、MAGMA
昼:カボチャ蒸しケーキ、紅棗蒸しケーキ、バナナ、MAGMA
夜:酒粕胡麻団子スープと刀削麺、ヨーグルト、カステラ1切、MAGMA

<当日朝>
餅2.5個(きな粉)、味噌汁、オレンジジュース、バナナ1本、カステラ1切、MAGMA、ZEN ニュートリションBefore、Vespa Pro

前日の夜は、程よくお腹が満たされて就寝したから、朝はすごいお腹いっぱい感がなく、重たくない。朝食後もやっぱりお腹がはち切れそうなほどの満腹感がなくてスッキリ。うん!いい感じ。

<レース前1週間>
外食と飲み会が多くて体重が増加気味だったので平日は野菜中心の生活を心がけていて、今回も特に厳しいカーボ抜きはせず、朝食またはお昼でカーボを摂取、夜は極力カーボは抜くパターンで週の前半を過ごす。カフェインは、ここ最近は控え気味だったからそのまま継続できて1週間抜く。もちろんアルコールも。金曜日以降は、食物繊維の多い野菜や油など不必要な食材は減らして、純粋に炭水化物中心の食事に少しずつ移行。
カフェインを抜いていたのでレース中のコーヒーとジェルでカフェインを急に摂取したせいか、レース当日の夜は結局1時間半しか眠れずでした...(涙)

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