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瀬戸内海で2番目に大きな島にはのどかな景色が広がっていた 小豆島旅行記#2

 前回に引き続き,小豆島の旅行記をお届けする。


Day2

日本の原風景を見る

 小豆島の中心部にある中山地区には,中山千枚田と呼ばれる棚田や農村歌舞伎の舞台などがあり,日本の原風景が見られる
 農村歌舞伎舞台の近くには散策マップも掲示されており,決められた場所であれば観光客も棚田の中の道から里山の景色を愉しむことができる。

屋根のついたバス停も里山らしい景色
観光客向けの散策マップがありこれをもとに里山散策ができる
伝統行事の開かれる中山農村歌舞伎舞台国の重要有形民俗文化財に指定されている
中山千枚田は標高差 100 m の山肌に広がる棚田である
上まで登れば棚田の広がるのどかな景色を俯瞰できる
棚田の中を散策して里山の景色を愉しめる
中山から海沿いに出て昼食は小豆島手延べそうめん作兵衛にてオリーブ生そうめん

島に広がる渓谷美

 昼食ののちは,日本三大渓谷美のひとつとして有名な寒霞渓へ向かった。午前中に行った美しの原から車で行くこともできるが,麓まで行きロープウェイからの眺望を愉しみながら寒霞渓へ登った。

寒霞渓ロープウェイ
ロープウェイからの景色
荘厳な渓谷の先に瀬戸内の海が見られる
寒霞渓
小豆島のブランド牛であるオリーブ牛の入ったコロッケ
大きめの牛肉がゴロゴロ入っていて美味しかった
寒霞渓第一展望台から内海湾の眺望
その先の鷹取展望台からも開けた眺望が愉しめる
さらに西の四望頂からは荘厳な渓谷の岩々越しに海を見る
付近にはめちゃくちゃでかいきのこが生えていた

島から見る夕陽は美しい

 寒霞渓を下りたら夕暮れ時も近づいてきたので,海沿いをまわってゆっくりと夕陽スポットへ向かった。島から見る海の景色は美しい。朝よりも雲量が増えているものの,そんな美しい海越しの夕陽に期待を膨らませる。

島の東側にある福田海岸はさぬき百景のひとつだそう
福田港が望める
福田海岸からは小島という島が繋がっている
少し内陸に入った水晶山展望所からは福田の街と海が望める素晴らしい景色が見られた
島の北東のこぼれ美島展望台
石切場の赤く露出した山肌が見られた
島の北西の屋形崎夕陽の丘に着くとちょうど日没の時間
雲が出ていたものの隙間から美しい夕陽が見られた!

 日没の時間が近づくと雲の量は増えてきてしまい,夕陽は雲に隠れてしまうかもしれないとも思いつつ島の夕陽スポットへ向かうと,雲の隙間から美しい夕陽が出ており橙色に染まった美しい夕暮れ空を見られた

Day3

醤の郷

 小豆島に数多くある名産品のひとつに,醤油がある。特に,小豆島の南東の坂手地区には多くの醤油工場があり,その中でもマルキン醤油では醤油づくりについて学べる醤油記念館があるので,3日目の午前中に行くこととした。

島の東にある南風台という場所に立ち寄り
ここには城ヶ島という島があり,干潮時には希望の道と呼ばれる海岸の道で繋がる。
エンジェルロードの小さい版のような感じだが,エンジェルロードと違って人は全然居なかった
マルキン醤油記念館は工場の横にある
隣のもろみ搾り工場では,撮影はできないがでかい機械でもろみを搾っているところを見られた。
マルキン醤油記念館では昔の醤油づくりの工程やそれに使われた道具を見て学ぶことができた。
1日2回,昔の醤油づくりに使われたもろみ搾り機の小型版のもので実際に醤油を搾るもろみ搾り体験ができる。
これで搾られた醤油が生しょうゆだそう。
記念館横の売店ではしょうゆソフトクリームをいただいた
醤油の塩っぱさは無く美味しい
醤油記念館の周辺は醤の郷と呼ばれノスタルジックな醤油蔵が軒を連ねている
醤油蔵の黒い壁は醸造過程で生まれるアルコールを好む菌によるもので,美味しい醤油の証拠と言われるそう。
その先には窓から内部を見学できる天然醸造蔵がある
もろみを自然な状態で1年かけて発酵・熟成しているそう

オリーブの島

 オリーブが有名な小豆島だが,島の南部には,日本で初めてオリーブを栽培したオリーブ園を隣接する道の駅 小豆島オリーブ公園がある。瀬戸内海を見下ろす丘の上にたくさんのオリーブの木々が栽培されている景色は,公園内にあるギリシャ風車と相まって,まるでヨーロッパかのようで美しい。

ここは日本で初めてオリーブが栽培された地だそう
オリーブの木々と瀬戸内海の織りなす景色が美しい
公園の下にはオリーブビーチという海岸があり,瀬戸内海の海を堪能できる。
オリーブ公園から中山地区へ向かい,前日は休業日であったこまめ食堂で昼食をとった。
小豆島のそうめんと中山の棚田の米のセットが美味しい。

迷路のまち

 土庄に戻ったら,フェリーの時間まで土庄の街を散策した。土庄の街には,海賊の侵攻に備えて形成された複雑に入り組んだ路地が残っており,迷路のまちと呼ばれている。
 そんな土庄は,アニメ「からかい上手の高木さん」のモデル地となった場所でもあり,アニメにも登場した場所を探しながらの散策を楽しんだ。

迷路のまちもアニメに登場した
入り組んだ路地が広がる
西光寺横の路地はノスタルジックな雰囲気
ほんとうに迷路のようである
迷路のまちを抜けたら前日も行ったエンジェルロードに,満潮のタイミングで行ってみた。
ほんとうに時間によって砂浜の道が見え隠れするとは面白い。
アニメに登場した本屋にも立ち寄ってみた
さすがモデルになった本屋とあってか,高木さんコーナーが設置されていた。
その先にアニメに登場した八幡橋
台風ではしゃいでいたシーンの場所である

小豆島を発つ

 土庄の街を散策して土庄港に戻ってきたら,岡山行きのフェリーで小豆島を発つ。
 土庄港の高速艇のりばの上にある「とのしょうBASE」には,アニメ「からかい上手の高木さん」に関する展示がされているということで,フェリーに乗る前に立ち寄った。

土庄港に戻ってきた
土庄港の高速艇のりばの2階に,アニメとコラボした「とのしょうBASE」がある。
教室風のレイアウトで展示されている
高木さんと自転車との記念撮影スポットも
土庄港から新岡山港行きのフェリーに乗って小豆島を発つ
高松から土庄の便とは異なる運航会社である

 土庄港からフェリーで小豆島を離れ,岡山に到着した翌日には尾道へ行ったが,その様子はまた次回

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