1年半ぶりの台湾旅行は悪天候に見舞われた
去年,大連に誘ってくれた親戚が,今年は台湾へ行きたいということで,1年半ぶりに台湾へ旅行した。
Day1
Fly to Taipei
今回は羽田から Eva Air の台北松山空港行きに乗る。
今年は九份で泊まる
松山空港に到着したらバスで九份へと向かった。九份は去年も行ったが,親戚のリクエストと,個人的にも九份は何度行っても良い場所だと思っているのとで,今回も行くこととした。
とはいえ,去年は夕方に九份を出て台北に泊まったが,今回は九份の民泊に泊まった。そのため,今回は時間を気にせずゆっくりと九份を堪能できた。
Day2
貓空
2日目は朝イチで九份を発ち,台北の南側にある貓空という場所へ向かった。貓空は鉄観音茶という有名なお茶の栽培地である山で,多くのカフェや遊歩道がある。
しかしこの日は生憎の大雨であったため,遊歩道は散策せずにカフェで少しゆっくりするだけにとどまった。
陽明山
その後は台北の北側にある陽明山へ向かった。こちらも遊歩道が多く整備されている山岳地帯で,こちらは國家公園となっているが,この大雨である。本来は遊歩道の散策を楽しむ予定であったが,今回はビジターセンターの訪問だけにとどめた。
國立故宮博物院
この日の午後は陽明山を散策するつもりが,大雨でできなかったため,代わりに台北の有名な観光地のひとつである國立故宮博物院へ向かった。
おもに中国の歴代皇帝が所有していた宝物を収蔵するこの博物館は,テーマ毎に部屋を分けた展示がされていた。たとえば,書物の展示は「旅」をテーマにした展示と「花」をテーマにした展示があり,それぞれ異なる世界を見ているようで面白かった。
閉館は17時と早いため,全部を見てまわられなかったが,中華文明の世界を愉しむことができた。
北投溫泉
2泊目は台北北部にある北投溫泉に泊まった。台北の中心部からも近いこの温泉街は,日本統治時代に開発されたそう。温泉街というとのどかな自然の中にあるイメージが強いが,北投溫泉は都市部にあるのが不思議だ。
Day3
阿里山
3日目も天気が悪い。少なくとも山に行くような天気ではない。しかし,2009年の台風の影響で15年間も不通となっていて,先々月にようやく全通した阿里山林業鐵路の予約を取っていたので,朝イチで台北を出発して阿里山へと向かった。
そんな阿里山林業鐵路は日本統治時代に阿里山の森林資源に目をつけた政府が敷設した鉄道であるが,現在は観光用の路線となっている。始点の嘉義と終点の阿里山との標高差はなんと 2186 m もあり,世界三大登山鉄道のひとつといわれている。[参考]
本来はこの阿里山が今回の旅のいちばんの目玉となる筈であったが,この天気ではそうはなりそうにない。しかし,そんなにすごい登山鉄道である。しかも,台風災害で15年間も不通であったことから,災害への弱さも窺え,また不通となる虞もある。だから,予定を変えずに乗りに行くこととした。
嘉義
阿里山からバスで嘉義へ戻り,この日は嘉義で泊まった。酷かった雨も夜になってようやく止んだので,嘉義では文化路觀光夜市という夜市で夕食を愉しんだ。
Day4
新竹
最終日である4日目はきれいに晴れた。今更晴れても…とは思いつつ,帰国前に日本統治時代の建造物が多く残る新竹へ立ち寄った。
Fly back
新竹からはバスで桃園空港へ向かった。
チェックイン後は例によりラウンジで搭乗開始を待つ。桃園には Eva Air とシンガポール航空のラウンジがあるが,桃園のラウンジ利用は初なので Eva Air のほうを使った。Eva Air のラウンジも4つあったが,スタアラゴールドで利用できるのは Star というラウンジだけらしい。
ということで1年半ぶりとなった台湾旅行であったが,今回は陽明山や阿里山といった山をメインにした計画であったにも関わらず,悪天候に見舞われてしまい残念であった。またリベンジしに行かなければ。