旅好きが「豊かにしたい世界」について考えて発表!POOLO3期活動レポート〜4月〜
こんにちは。久しぶりに盛り上がったGWな気がしますね。POOLO学長の恩田です。
POOLO3期のプログラムが始まって4ヶ月ほどが経ちました。この記事はPOOLOに興味があるよという方や、学びのプログラム企画に興味がある方に向けて書いています。
自分と世界の豊かさをつくニューノーマルトラベラーが育つ学校POOLOですが、僕らがプログラムを運営しながら学んだことを少しでもみなさんに還元できればと思い、月次で更新をしています。今回は4回目の更新。
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4月のプログラムの意図&概要
1月から始まったPOOLO。4月のメインイベントはチームで2ヶ月間考えてきた「自分たちにとって豊かな2025年(2030年)の世界の理想と今のギャップ」の発表です。発表の機会は自分たちがこれまで考えてきたことを残す場でもあり、他者からコメントをもらう重要な機会。はじめてのチーム発表をどう進めていくのか?も1つの面白い共創のあり方です。
講義は鳥井さんによる「これからの豊かな暮らし視点」と、高井先生による「国際観光学から紐解くこれからの旅の価値」でした。
自分と世界の豊かさをつくるニューノーマルトラベラーにとって、これからの「暮らし」と「旅」は境界線が曖昧になりつつあるからこそ学ぶ必要があると考え設計しました。暮らしや旅の本質を考えた講義となりました。
活動内容の詳細
参加者の活動を、ゲスト講義、チーム活動、ワークショップの視点から振り返ります。
ゲスト講義
今月の講義は2つです。
まず1つ目は鳥井さんによる「これからの豊かな暮らし視点」今回の講義はトークセッション形式で行いました。
下記のような9つのテーマを中心にお話ししていただき、「暮らし」という視点から、理想のライフスタイルの見つけ方、実現のために必要なことを学びました。
2つ目は高井典子先生による「国際観光学から紐解くこれからの旅の価値」
「旅人として残せるギフトは何か」という問いを高井先生からいただきました。この問いは多くの旅人にとって、これからの旅のテーマになるのではないでしょうか。「マイノリティになる経験」「旅人も旅先の人も満足できる旅のかたちとは?」「目の前に見えているものに隠されているものを見る」などなど、興味深いお話がたくさんありました。
チーム活動
チーム活動の発表のテーマは「自分たちにとって豊かな2025年(2030年)の世界の理想と今のギャップ」発表は1チーム7分。フィードバックは20分。各チーム、ここまで議論を深めてきた達成感と、うまく発表できるかの緊張感が混ざりあった時間でした。
ワークショップ
チーム発表後に「チームメンバーのいいところを伝える」時間を設けました。これは自分の強みの認識を高めることと、他者の良いところに目を向ける練習になる意図があります。また、他者からみた強みや良さを知ることは次のタームのテーマ「自分の強みを磨く」に繋げる狙いもあります。
活動の振り返りと総評
講義・ワーク
「暮らし」と「旅」と言うテーマは身近なものであるから普段意識して言語化はしない。それを講師の人たちが噛み砕いて言語化してくれることに解像度があがった参加者は多かった模様。
自分にとって豊かな暮らしとは何なのかまた私たちが旅する価値とはどういうことなのかそんな問いを講師の方からもらい新たな視点から自分自身の暮らしや旅をアップデートする講義になったようでした。
共創の発表
発表内容「自分たちにとって豊かな2025年(2030年)の世界の理想と今のギャップ」
まず、印象強かったのは発表方法の種類が非常に多様だったことです。プレゼン形式がほとんどだと予想していたのですが、プレゼン以外にも、動画、演技、コントなど様々な表現方法で発表してくれるチームがありました。これはメンバーたちの「豊かにしたい、なりたい」という意思の表れのひとつであり、自分たちが表現したい方法で発表するのはとても刺激的で創造的な活動だったことだと思います。
2つ目の良かった点としては、メンバー自身の豊かさの解像度が上がったことです。チームミーティングを経て自分が豊かだと思うのはどういうことなのか、自分が豊かにしたい世界とは何なのか、理想とする世界と今のギャップは何なのか。それらをチームMTGや講義活動を通してぼんやりモヤがかかっていたものが少しずつ明確になってきた人が多くなった印象です。
3つ目にフィードバックの時間が非常に充実した時間となりました。他者からのコメントをもらう事は、誰かに認められたようで嬉しい気持ちにもなり、また新たな視点からの問いをもらうことによって違う思考を持つことができ、質問されたことに対して答えることでより納得感を持つことができる。
発表にいたるまでの過程やチームそれぞれの答えの導き出し方は多種多様なので、今後の他者との共創する上で大事なことを学ぶ時間にもなったようです。
メンバーからの主な感想
チーム活動
はじめてのチームでの共創活動は苦労したところも楽しかったところも両方を感じた期間になりました。仕事やプライベートなどで忙しいなか時間を見つけ、他者と議論を進めることは簡単にできることではありません。チーム活動を通じて他者を知り、己を知り、世の中に目を向ける。自分の強みや弱みを仕事以外で体感してもらう時間にもなりました。
最初からうまくいったチームはほとんどなく、途中で行き詰まったり、仕事が忙しくて大変だったりした中で、今の自分たちの「納得解」を導き出しています。
誰とチームが同じになるか分からない与えられたチームの中で、自分の強みをどう生かせるのか相手の強みをどう引き出せるのか、共創することの意味は何なのかを体感したと思います。
チームの心理的安全性のアンケート評価は最終的には9.0まで上がりました。
定量数値の振り返り
運営で意図している施策
チームの共創発表が終わり、新しいチーム編成になりました。また1からチームメンバーとの関係性構築をしてもらいます。
下記が直近で意図している施策です。
①チームMTGで自己ビジョンと自分の強みの共有をする。
自己開示と他者理解から。第3タームは強みを磨く期間。強みを互いに把握するところから始めてもらいます。
②コミット度の共有
今回のチーム編成は、事前にどれぐらいコミットしますか?というアンケートをとっています。コミット量ができるだけ近い人と組んでいますが、チームメンバー同士でも互いの気持ちと状況の事前共有が必要です。事前に共有しておくことで、課題を進めやすく、また認識の差が生まれにくいと思います。
③第2タームの振り返り
振り返りには幸福診断と個人ワークシートをやってきてもらい、講義後のワーク時間でチーム内で共有をしてもらいます。第2タームの活動を新しいチームに知ってもらい、かつ自分の豊かさの振り返りと深堀りの時間にします。
その他、参加者主体のイベントPickup
POLIGHTSによるコチトリ
国際観光都市マーケゼミ
RADIO・POOLO
最後に
4月は参加者からの発表があったので、前半の1つの集大成になったように思います。コミュニティ型のプログラムで「共創」を大切にするPOOLOですが、自分が考えていることを言語化したり、誰かに伝えたりすることは簡単ではない。
そして、「豊かさ」という単語自体の抽象度が高いので、メンバーと対話することで具体化して解像度を高めていくことを大きな狙いにしています。
さて、ここからはプログラムも後半へ。そして、自分たちが考えることとどんどん形にしていくフェーズに入ります。自分たちが考える豊かさとは何か?そして、この世の中に対して自分たちは何ができるのか?という事を問いながら3ヶ月が楽しみですね。また、来月のレポートもお楽しみに。
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