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チーム活動を開始しました!POOLO3期活動レポート〜2月〜

こんにちは。随分と暖かくなりましたね。POOLO学長の恩田です。

POOLO3期のプログラムが始まって2ヶ月ほどが経ちました。この記事はPOOLOに興味があるよという方や、学びのプログラム企画に興味がある方に向けて書いています。

自分と世界の豊かさをつくニューノーマルトラベラーが育つ学校POOLOですが、僕らがプログラムを運営しながら学んだことを少しでもみなさんに還元できればと思います。

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1月から始まり2ヶ月を終えました


2月のプログラムの意図&概要

自分の過去の体験を振り返りつつ自分を豊かにするコンセプトを設計した初月を終えて、2月から第2タームに入りました。第2タームのテーマは「世界を豊かにするためのコンセプトを共創すること」

参加者は大きく2つのことが変わります。

・チームとしてのビジョンを作ること
・自分の豊かさから世界を豊かにすることへの視点の変更

1月は「自分」に向き合う自己理解の期間を経て、2月からは「自分」だけでなく「世界」の豊かさについて考える期間。ここでいう「世界」とは海外という話ではなく、「自分以外の何か」なので、自分のお気に入りの国でもいいし、地元でも、学生でも、ビール好きな人でもなんでもOK。他者について自分の関心をむけて考えてもらうことをポイントにしています。

活動内容の詳細

参加者の活動を、講義の受講、ワークショップの参加、チーム活動の視点から振り返ります。

講義
講義では観光が世界を豊かにする方法を学ぶため、ツーリズムプロデューサーの江藤さんによる「豊かな世界を作るためのSDGsと観光ツーリズム」を企画。「自分」だけが楽しい旅ではなく、「自分」と「世界」の両方に良い影響を与える旅人、「ニューノーマルトラベラー」を育む1つのきっかけになるよう設計。SDGs思考を学び自分たちのビジョンを見つめ直す時間に。講義は40分ゲストプレゼンと30分参加者からの質疑応答の構成。

ワークショップ
ワークショップでは「自分のビジョン」と「SDGs」を紐付けられるような設計にしました。SDGs(ウェディングケーキモデル )の考え方は「世界」をどのように見ればいいかの1つの指標。その指標を「ジブンゴト」化して考えてみて、必要な人は自分に取り入れる思考の幅を拡張してもらうことが大きな意図。「SDGs」や「世界」だけが一人歩きしてしまわないように「自分」と「世界」がどう紐づいているのかを、SDGs思考を持って視野を広げて考える時間にしました。

チーム活動
4人1チームになりチーム活動を行います。チームで取り組む課題はこちら。

「自分たちにとって豊かな2025年 or 2030年の世界と理想と今のギャップを教えて下さい」

チームにとって豊かな「世界」とは何を指すのか?を考えていきますが、その前にチームメンバーの豊かさは何かを理解する2月。初月に作った自己ビジョン=自分にとっての豊かさを共有しながらチームとしてのビジョンを考えていく。チーム活動は月に2回のMTG。プラスαの活動はチームにお任せしています。

活動の振り返りと総評

講義・ワークショップ
講義・ワークショップに関しては参加者の視野が広がったように思います。

アンケート項目の抜粋は下記。

・「SDGsへの理解が単純に深まったのと同時に、自分のやりたいこともちゃんとSDGsに関連していることが理解できた」
・「ウエディングケーキモデルを初めて拝見し、自分の興味がどの分野に近いのかわかることができました。」
・「SDGsを考えるということは世界のことを考えることなんだなと改めて感じた。」

チーム活動
新しいチーム活動は自己紹介だけに留まらず自己ビジョンの共有ができているところが多くあります。そもそも普段行っている1on1などで自己ビジョンの共有をしているメンバーがとても多いので、初めてのチームメンバーに自己ビジョンを共有することに抵抗がほとんどなかったことは想定外で嬉しいことでした。

ただ一方で他者理解だけで終わらず、自分とチームメンバーの関連性まで考えられているチームはまだ少ない印象です。チームで「共創」をしていくので、互いに強みをどう補完できるのか?自分はどんな役割を担うことができるだろうか等、今後関連づけて考えていく必要がありそうです。

定量数値
新しいチームになって間もないので、チームビジョンの理解や納得度は低い数字。これからこの数値に着目をしていきます。

・講義が自己ビジョンを深める気づきや学びがありましたか?|8.2/10
・ワークでは自己ビジョンのアップデートにつながりましたか?|8.2/10
・新しいチームでの心理的安全性は今どれぐらいありますか?|8.4/10
・チームビジョンについてどれぐらい理解・納得していますか?|3.9/10
・チームの中での自分の役割に納得していますか?|7.3/10

運営で意図している施策
講義を終えてから参加者からアンケートを回収し、意見を運営に反映する仕組みを作っています。アンケートは全講義でとっていますが、参加者の全体像を掴むのにとても参考になります。

下記が直近で意図している施策です。

①ワークショップでのディスカッションを長くとり議論する時間の確保
→講義満足度と個々の理解度の向上へ

②チーム活動ですぐ課題に取り組まず、まずは自己開示と他者理解を大事にするような促し。
→その結果、心理的安全性は8.4へ。これから課題に取り組むよう促し。

③学んだことを言語化して発信すること
→講義を終えてから運営からの啓蒙。前週より+45の発信。

④参加者の特徴を分類したチーム設計
→こちらの良し悪しの判断はもう少し時間がかかりそう。今回参加者の特徴を分類した設計にしましたが、次回以降も同じ方法でやるかは要検討。

運営で少し力を入れた方が良さそうなこと
チーム活動に戸惑っているチームが多い印象。アンケートでチーム活動にサポートが必要を回答したチームを少しあるので、そこへのサポート注力。チーム活動で考えるべきポイントの具体化が少し必要そうと感じています。

最後に

こちらが2月の振り返りとなります。いかがだったでしょうか。チーム活動が始まって、チームとしてビジョンを作ることに難しさを感じている人は多いように思います。このチームとしてのビジョンの共創はPOOLO3期の大きなテーマです。

今のチームは4月まで続き、あと2回チームを組み変えて活動があるので、今回うまくいったこと、行かなかったことを自分の中で振り返られるかが重要になってくるかなと思います。ただ、焦らずにまずは自己開示と他者理解から。3月も充実した月にしていきましょう。

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参加者の様子

テキスト by 畑山朱華
編集 by 恩田倫孝