チームビジョン設計への挑戦!POOLO3期活動レポート〜3月〜
こんにちは。都内は桜が満開です。POOLO学長の恩田です。
POOLO3期のプログラムが始まって3ヶ月ほどが経ちました。この記事はPOOLOに興味があるよという方や、学びのプログラム企画に興味がある方に向けて書いています。
自分と世界の豊かさをつくニューノーマルトラベラーが育つ学校POOLOですが、僕らがプログラムを運営しながら学んだことを少しでもみなさんに還元できればと思い、月次で更新をしています。
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3月のプログラムの意図&概要
現在参加者が取り組んでいる活動テーマは「世界を豊かにするためのコンセプトを共創すること」。キーポイントはチームメンバーでコンセプトを『共創する』というプロセス。
ゲスト講義では「自分自身が豊かにしたい世界や想い」を考える参考になるように、「好きなこと×地域」のかけ合わせで起業した方々や、山口周さんの「生きるに値する社会とビジネスの未来」を開催しました。
チーム活動は「豊かにしたい世界」や「豊かな世界の理想と現実のギャップ」はどんなことか?を考えてもらっています。今まであまり考えたことのない問いに対して、0からチームで考えていくので多くのチームが試行錯誤しながら進めています。
POOLO開講から3ヶ月目。オフラインで会うメンバーも多くなってきました。東京だけでなく、九州や新潟、箱根旅行など、首都以外の地域で会っている人も増えています。メンバー同士の関係の質が深まってきているので、ここからさらに良いアウトプットが出てきそうな予感です。
活動内容の詳細
参加者の活動を
・ゲスト講義
・ワークショップ
・チーム活動
の視点から振り返ります。
講義について
今月の講義は2つです。
1つ目は「自分の好きと土地の魅力をかけ合わせて作る事業ビジョンと描く世界」。
ここでは(旅好きが集まる)POOLOだからこそ、「その土地の魅力を知り、その土地の活かし方を学ぶこと」が必要だと考え設計しています。ただその土地の魅力を知るだけではなく、そこに「自分の好き」や「想い」を掛け合わせることで、チームや自分のビジョン作りの参考になると考えました。
自分と世界の豊かさを創るニューノーマルトラベラーとして、「土地」と「好き」のかけ合わせた講義は自分の中に落とし込みやすかった人も多かったように思います。
2つ目は山口周さんをゲストに迎えて「変わる社会とビジネスの未来」。
山口さんの考え方は日本社会にとっての「豊かさ」を歴史・哲学・ビジネスという観点から今後の向かっていくべき未来の捉え方を学ぶ時間に。
自分や自分たちの視野の中だけで考えるのではなく、もっと大きな視野を持てる時間。そもそも「日本」の現状はどうなのか?未来はどうなるべきなのか?こういった「世界の豊かさ」を客観的に見て、その上でわたしたちはどうしたいのか?を考えていくきっかけになりました。
ワークショップについて
山口さんの講義後に行ったワークショップは「喜怒哀楽の人間的衝動から自己ビジョンを見つめ直す」こと。
今までもビジョンを考えてきてもらっているのですが、どうしても頭で考えがちでなんだか真面目すぎるものが多い。
自己ビジョンのアップデートを衝動や喜怒哀楽の感情面から見つめ直し、頭で考えていることから腹落ちさせるヒントにさせる。人間本来の衝動から来ているものであればあるほど、積極的になろうとすることを意図した時間にしました。
チーム活動について
現在取り組んでいるチームの課題が「自分たちにとって豊かな2025 or 2030年の世界の理想と今のギャップを教えて下さい。」です。
3月に入るとチームにとっての豊かさ(=チームビジョン)に納得性が出てきたようです。今はその1歩先、わたしたちが豊かにしたい「世界」とは何を指すのか。理想の世界と現状にはどんなギャップがあるのか?を深ぼっています。
活動の振り返りと総評
定性振り返り|講義・ワーク編
「自分の好きと土地の魅力をかけ合わせて作る事業ビジョンと描く世界」の講義では、それぞれの価値観や思考方法を学び、自己ビジョンの重要性に気づけたという声が多くありました。
講義自体の改善としては、ゲストの今ある事業の「結果」より、それまでの「過程」にこそ学びと汎用性があるので、その過程のパートをより重点的に話してもらうようにすること。いかに参加者が自分ごととして考えられるかの視点を上げる講義設計にしていきます。
山口さんの講義は、山口さん自身の経験ではなく社会全体を捉えた観点なので、今の現状と未来を広い視点で見るきっかけを貰いました。また、いくつか本を読んできたメンバーも多く、深い質問が多く寄せられ、豊かさや感性を鍛える具体的な方法まで踏み込みました。
講義のあとのワークに関しては、自己ビジョンを自己衝動という感情ベースで見つめ直す時間に。講義後のアウトプットは講義の理解度・自己ビジョンの紐付け・チームでの対話が向上するいい場になっています。
ただ、参加していないメンバーが多いチームの組み分けが毎回難しく感じるのと、ずっと同じチームでの対話になっているので他のチームともワークがしたいという声も数名からもらったので、こちらは残課題に。
定性振り返り|チーム活動編
今月のチーム活動で、チームビジョンについて理解・納得した人が一気に増えました。
「チームビジョン(チームにとっての豊かさ)についてどれぐらい理解・納得していますか?」というアンケート項目に対して、3月上旬までは【5.0】だったものが、下旬には【7.4】まであがり順調に進んでいる模様。
ある程度納得できるチームビジョンをつくるのに平均1ヶ月(MTG2-3回)は必要そうだ。
チーム活動で苦労している点は大きく2つ。
課題1
メンバーが全員揃わないミーティングをどう進めていけばいいのか分からない。(毎回のスケジュール調整が大変)
上手く行っているチーム活動例
・誰かが欠席してしまう場合は議事録やレコーディングを残している
・事前にMTGテーマを決め、コメントを事前にもらっておく
これらは安心感・繋がり・置いていきぼり感を出さないことに貢献しており、次のMTGもスムーズにいっている。欠席してしまっても「チームへの帰属感」が残る工夫ができている。
課題2
とりあえずチームMTGを実施しているが、いつまでにどれを考えればゴールにたどり着くのかのロードマップがなく、毎回のチームMTGが曖昧。
上手く行っているチーム活動例
ロードマップ が描けており、次のMTGは何をしてそれまでに何を考えておくのか明確にしている。
推進力やリーダーシップを発揮し、役割分担できているチーム。ここでいうリーダーシップは前に立って引っ張っていく人もいれば、後ろから支えてサポートしている人もいる。どちらも自分の強みを発揮しチームに貢献している人である。
定量数値振り返り
今後の運営で意図している施策
全講義後にアンケートをとっていますが、このアンケートの内容を元にプログラムの改善をしています。大切なことは、参加者から上がってくる課題の影響範囲。全体に影響するものなのか、個別のものなのか。しっかりと見極めて改善をしていきます。
下記が直近で力をいれて取り組もうとしている施策です。
①情報の統一化と削減
チームでのリマインドを減らし運営からだけのリマインドに統一する
講座や課題情報を全てnotionで一括管理をする
②Twitterの発信強化|UGCの向上
先月より30%UP 先月100件、今月129件
③チーム外交流とフィードバックの促進
普段話さないメンバーとチーム課題の共有をし合うことで新たな発見に繋げる。4月以降はPOOLOのOBメンバーとの交流の設計をいれている。
④コミュニティマネージャーが注力するバランスの調整
必要なチームに必要なだけという意識を。全てのチームに同じコミット量ではなく必要なところに大きくコミットしてもらう調整を。
最後に
3月も講義にチーム活動で盛りだくさんな1ヶ月を過ごしました。1月から始まって3ヶ月。プログラムとしては1/3が過ぎました。自己ビジョンを作る大切さ、チームビジョンの意義を感じた月になったのではないでしょうか。
4月は活動の発表とチーム変えがあります。毎月学んでいることを元にどんどん自分をアップデートする月になればと思います。また、来月のレポートをお楽しみに。
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