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喜連川の早乙女温泉で休日キメてきた男

温泉を求める本能

連日のデスクワークと外回りで気が狂いそうになっていたその時、頭の中に天啓が舞い降りた。

「温泉に行こう。何も考えず全裸で時間を過ごそう。」

毎日スーツという鎧を身にまとい、営業スマイルという仮面をしている自分。すべてをさらけ出してリラックスできる場所を本能が求めていたからこそこの考えが出てきたのかもしれない。私は7/1に本能が赴くままエンジンをかけて温泉に向かった…。

行きたい温泉が開いていない人生

(どおしてなんだよおおおおお!!!!
心の中の藤原竜也が叫ぶ。
目の前にある現実はこんなに無慈悲に事実を突きつけてくる。

無慈悲な現実

やっていない。営業していない。茫然自失である。車に乗ってどうしようかと考えているとお腹が空いてくる。

それでも道の駅喜連川にあった幸せ

車を出て、道の駅の中では食べ物を探しているとビンビンに琴線に触れるものがあった。

パンである。フードコートの横にあったお店には、具材がぎちぎちにつまった惣菜パンが並んでいた。

頭の中ではそれらを見つけた瞬間、YUIのcherryが頭の中で流れてきた。
目ぼしい商品を選んで車の中へ帰り、選んだ惣菜パンを楽しむ。

空腹を満たし、どこの温泉へ行こうかとGoogleとにらめっこしていると良さげな温泉を見つける。
早乙女温泉だ。腹を満たし気力体力をMaxにしていざ向かう。

ああ、早乙女温泉…。この解放感を求めていた。

坂道の途中にあったその温泉は山の一部ではないかと思うくらい同化していた。

いざ入浴

受付を済ませ、温泉へと向かう。更衣室から扉を開けると硫黄臭が漂う。右手側に洗面台が10席のみで左側に白濁色の内湯が1つ。さらにその奥の中庭には、円状に開けた地面を囲うようにそびえたつ木々が見えていた。

浴室内自体はこじんまりとしつつも、覆い茂る木々と枯れ葉が積もっている地面がすぐそこに見えるため、開放感があるなんとも不思議な空間だった。

硫黄臭のする温泉は丁度いい温度。外の景色が見える場所には長椅子も用意してあり、体が火照ってきたらそこで木々をぼーっと眺める。しばらくしたら温泉に入る。

何も考えない最高に無駄で贅沢な時間だ。

そんなこんなで1時間で温泉を出て、いざ帰路につく。すると思わぬ形で足止めを食らう。

ねっこ

ねこちゃああああああああああん(*´Д`*)
受付のお姉さんによると野良ネコがこのほかにもいて、たまに温泉の中庭から温泉内に入ってお湯を飲むそうな。

早乙女温泉は良いぞおじさん  

適度な開放感を味わうことができ、かわいい猫がいる早乙女温泉。また疲れたら癒されに行こうと思う。

それでは皆さん次の温泉で会いましょう。


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