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定番の名古屋旅

旅という言葉の定義も難しいけども、普段主に滞在している場所から離れるという意味では、月に1~2回程度は出張で訪れる名古屋も一応旅と言って良いのか、と思っている。

僕は基本的には兵庫県在住なので大阪や京都、奈良くらいの距離感だと旅とは言い難いが、実際には京都や奈良よりも名古屋は出張で頻繁に訪れている。

実際訪れるのにも出来るだけ在来線を使っているので3時間以上かかる。なので何となく旅に出ているような気にはなれる。

しかし実際名古屋では駅の近くで仕事をすることが多いので、活動はルーティーンになる。

出張の場合は時間に余裕を持たせて着くようにしているので、大体早過ぎる到着になる。なのでいつもタカシマヤゲートタワーモールのスタバで作業して移動時間になったら出発する。昼はその日の懐具合によるが駅の近くで済ませる。行くお店もいつも大体同じようなところになる。そして午後の仕事が終わったら名古屋駅の在来線ホームのきしめん屋”住よし”でかき揚げの入ったきしめんと生ビールを990円で頂くのが恒例の締めになる。それから在来線を乗り継いで兵庫県に向かうのが名古屋でのお決まりのルーティーンだ。

非日常を求めて出る旅が多いが、仕事も兼ねた旅であれば特にルーティーンを作るのも良い側面もある。余分なエネルギーを使わないぶん仕事に集中できるのがありがたい。何より名古屋には名物料理がたくさんあるので、時々来てご飯を食べる分には限られた選択肢だけでも十分だ。

味噌カツ

一方で乗るのが飽きてしまいそうな同じルートの移動でも、大阪名古屋間であれば伊吹山に代表される米原〜大垣間の長閑な風景は季節ごとに様々な顔を見せてくれるし、滋賀県内でチラッと見える琵琶湖、そして鉄道好きには稲沢駅に隣接する機関区を通るときに国鉄型の電気機関車の姿を探したり、京都駅近くの向日町電車区で珍しい車両の姿を探すのも楽しい。
また、タイミングが合えば米原駅で鱒寿司を頬張ることもできる。

桜と伊吹山

決まったルートの移動であっても、こうした少しの変化が楽しめたらそれは十分に旅としての魅力を兼ね備えているのかな、と感じている。

tabinova | ダイスケ

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