コロナ禍を生き残ったゲストハウスから学べるリスク・収入源を分散することの重要性
こんにちは!
今回は「コロナ禍を生き残ったゲストハウスから学べるリスク・収入源を分散することの重要性」
というテーマでお伝えしていきます。
そもそもゲストハウスってなんぞや?
という方も多いと思いますので簡単に説明します。
ゲストハウスとは、トイレやお風呂、寝室などを共用する宿のことです。
すべてを共用するため宿泊料を安くできます。
なので若者や海外の旅行者がよく使う宿ですね。
ホテルと大きく違う点は「旅行者同士交流がしやすい」という点です。
ゲストハウスにはどこも共用のラウンジがあってそこで色々な情報が飛び交います。
私が実際にゲストハウスに宿泊して得られた情報は
ゲストハウスの開業までの気持ち(資金の借り入れなどの苦労)
利尻島のホテル運営の話(ホテルを経営している人が長野で泊まっていた)
海外旅行での体験談(オーストラリア人の女性)
海外から見た日本の情報
芸術家(お皿を作っている人と画家)
コロナ期間中のゲストハウス経営に関して
など本当に幅広いです。
その時の宿泊者によって宿の雰囲気も変わるんで本当に面白いんですよ。
緊急事態宣言時のゲストハウスの状況
2020年1月からコロナウイルスというものが認知されだして日本にも蔓延。
2020年4月からは緊急事態宣言が発令され、人々の行動が制限されました。
そこからはとにかく旅行者がバイキン扱いになっていましたね。
都内の人は帰省するだけで非難轟々だった記憶があります。
旅行業は緊急事態宣言時には店を閉めざるを得なかったとのことです。
海外からの旅行者はいなくなりましたよね。
コロナ禍を生き残ったゲストハウスはリスク分散ができていた
私はゲストハウスに宿泊した時にオーナーさんに
「緊急事態宣言中やコロナ期間中はどうやって乗り切りましたか?」
と聞いています。
そうしたら生き残っている宿はどこも何かしらのリスク分散をしていました。
ここからは実際に宿泊して感じたことを共有します。
パターン①1166バックパッカーズ
1166バックパッカーズは長野県の善光寺のふもとにあるゲストハウスです。
善光寺周辺はたくさんの外国人旅行者が訪れるエリア。
なのでコロナ前にはたくさんの外国人が泊まりに来ていました。
ただコロナ禍になって外国人が一人もとまることができなくなってしまった。
そんな絶望的な状態でも乗り切ったのは公式オンラインショップ
全国各地からオーダーが入り、1166バックパッカーズの商品を送りまくっていたそうです。
コロナ期間中にもかかわらずめちゃくちゃ忙しかったとのこと。
1166バックパッカーズはリピーターがめちゃくちゃ多い
本題からすこしそれます。
1166バックパッカーズが生き残れたのは、宿を閉めているときのオンラインショップの売り上げが要因とオーナーさんが言っていました。
ただ私が感じる一番の要因は「リピーターの多さ」だと感じています。
つまりファン化ですね。
1166バックパッカーズの例を挙げると
8年前に泊まった時の経験が忘れられずコロナを経て泊まりに来た外国人
学生の時に泊まった経験が忘れられずスタッフとして働く人
泊まった時の経験が忘れられず北海道から長野に移住してきた人
私が知っているだけでこのくらい挙げることができます。
めちゃくちゃ凄くないですか?
パターン②ゲストハウス土佐
ゲストハウス土佐は高知県の高知市にあるゲストハウス。
はりまや橋や、ひろめ市場からほど近いゲストハウスです。
この宿のオーナーは女性でゲストハウスは副業でやられているとのこと。
しかも2つ経営されているとのことです。
(副業で2つ経営できるのか?という疑問は置いておいて)
本業は花屋さん。
なのでコロナ期間中で宿泊者がいない時は店を閉めて花屋の経営にフルコミットしていたとのこと。
コロナ前までは花の買い付けで大阪・長野・静岡まで一人で車を走らせているくらいパワフルなオーナーさん。
破天荒すぎて意味が分からないので一回泊まってみてください。
めちゃくちゃ面白い宿ですよ。
パターン③宮崎青島ゲストハウス
宮崎県の青島にあるゲストハウス「宮崎青島ゲストハウス」
こちらの宿の予約は電話予約のみです。
じゃらんや楽天で予約することができません。
それはなぜか?
ゲストハウス運営が完全に副業だからです。
本業は整体師。
なので電話で予約が入ったら整体の予約をセーブしているとのこと。
コロナ期間中は完全にゲストハウスの予約はストップさせて整体師の活動にフルコミット。
整体師の活動が順調すぎてゲストハウスとの両立に悩んでいました……
プロ野球の巨人のキャンプ場から近いゲストハウスですので、宮崎に行く方はおすすめ。
ただし周りに全く店がない・険しい道のりなので上級者向けですが……
コロナ禍で倒産した宿はリスク分散ができていなかった
コロナ禍で倒産した宿は1つの事業にフルコミットしていたことでコロナのような突発的な要因があった時に対応できなくなってしまったと感じました。
参考→1月の宿泊業倒産は4件 旅行業は3件すべてコロナ関連倒産(東京商工リサーチ) – 旬刊旅行新聞 – 株式会社旅行新聞新社 (ryoko-net.co.jp)
参考→コロナで京都・町家の改装ゲストハウスが倒産危機、外国人客激減で | Close-Up Enterprise | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)
常に最悪を想定して、リスクを分散する必要がありますね。
2019年の時点でまさかコロナウイルスが蔓延して旅行ができなくなってしまうとは思いもしませんでしたが……
改めてビジネスって難しいなと感じました。
私がリスク分散していること(ブログ)
このゲストハウスの事例を踏まえたうえで2024年からはリスク分散を意識して活動しています。
ブログ運営に絞ってリスク分散していることを挙げます。
ブロガーさんと対談して旅行記事を読む層とは違う方に読んでいただく
noteでの運営をスタートしてブログ運営や自分の考えを発信する
Twitterで発信力を磨いておく
アフィリエイトは旅行以外の案件を扱ってみる
ざっと挙げてみてこのような活動をしていますね。
なぜこんなにリスク分散のことを考えているかというと、2023年10月のコアアップデートの影響ですね。
たくさんのブロガーさんの阿鼻叫喚がTwitter上で流れました。
特に旅行分野は競合が楽天・一休・じゃらんなどの企業と戦う必要があります。
なのでドメインパワーでどうしても勝てないんですよね。
常に最悪を想定して行動する。
そこを意識していきます。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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